マスカレード・ナイト 東野圭吾
2017年9月20日 集英社発行 描き下ろし
『マスカレード・ホテル』『マスカレード・イブ』に続く
マスカレードシリーズ第3弾。
刑事 新田浩介とホテルウーマン 山岸尚美のコンビ再び。
女性殺害事件に関する警視庁に届いた密告状。
ホテルのパーティに犯人が現れる・・・?
忘備録のため、個人的な感想です。
ネタバレ含みます。
評価★★★☆☆
傑作ではないけど、ふつうの東野作品。
ネタ切れなのか、無理やりな感じが否めない。
例えば客からのリクエスト(プロポーズの演出とか)に応えていくエピソードとか、
本当にそんな頼みをする人がいるとは思えなくて、ちょっとしらけた。
犯人が使ったトリックも、ちょっとあり得ない。
仮装パーティなので、「だます」「だまされる」という面白さを、
もっと楽しんで読めばいいのかもしれないけど。
裏のウラを仕掛けてあったりするので、
物語の世界にどっぷりはまって読めば楽しめたかも。
「ネタ切れ」って書いたけど、
実は数年前から、ミステリー全般、ネタは出尽くしたのかなとか、
そんなふうに感じている。
ドラマもアニメも、古い作品や原作物、リメイクが多くて、
エンターテイメント全般、ネタ切れ感がある気がする。
それとも、こちらの要求が高くなったのかなぁ。
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