オススメ度 ★★★☆☆
(テーマ:DVDはまだ出ていないと思うけど、
いずれ、ってことで。)
監督・脚本:トラン・アン・ユン
キャスト:松山ケンイチ。菊池凛子。水原希子。
高良健吾。霧島れいか。玉山鉄二。他
2010.12.11 公開

原作は、村上春樹氏の『ノルウェイの森』。
今さら、なので、あらすじは省略します。
感想
原作を最後に読んだのは、
何年も前なのですが、
映画を観て、何か、違和感がありました。
映画のコピーは、
「深く愛すること。強く生きること。」
ですが、
「愛と性」の物語ですね。
性について、とても大きく扱われていて、
でも、それは、男性が描く女性だから
だと思っています。
実際、自分が大学生のとき、
あんなふうに、性的なことばかり考えていなかったし、
友だちとだって、あんな性的な会話なんてしなかったし。
小説は、映像や音がないので、
自分で想像しながら読みます。
だから、きっと、
自分にとってそんなに重要じゃない部分は、
軽く読み流していたりしたんだろうな。
だから、映画は、男性向きなような気がしています。
それと、原作を読んだときは、
主人公のワタナベ目線で読んでいて、
ミドリは、救いのような存在に感じていましたが、
映画のミドリには、不安を感じてしまっていました。
菊池凛子さんが大学生に見えないとか。
そんなところも違和感になっていたのかも。
映像や、表現はとてもキレイでした。
丁寧に、大切に作られた映画だと思います。
細野晴臣氏、高橋幸宏氏、糸井重里氏も
出演されていました。
それは、ちょっと宝探しみたいなお楽しみでした(笑)。