チキタ★GUGU 全8巻 TONO
「ネムキ」という、隔月発売の雑誌に連載されていました。
(当時は朝日ソノラマ、現在は朝日新聞出版より出版されています)
これは、手に入れるのに、結構苦労した本です。
コミックスも、発売されているのに、入荷がない、
なんて巻もあったりしました。
連載誌の「ネムキ」は、隔月発売な上になかなか売っていなくて、
最終回近くなど、どれだけ苦労して読んだことか…
物語を紹介します。
「人喰いの妖怪にとって猛毒を持つ不味くて食べられない人間を、
百年飼育すると美味になる」
そのため、家族を殺した妖怪ラー・ラム・デラルと
一緒に過ごす事になったチキタ。
二人の「百年」の行き着く先は…?
最初は、妖怪とそのエサという関係のふたりですが、
一緒に暮らすうちに変化が現れていきます。
百年後、ラーは本当にチキタを食べることができるのでしょうか?
やがて、
彼らの前に「百年」を過ごした人間クリップと妖怪オルグが現れます。
クリップとオルグは、
自分たちの「百年」のあと、どこに行き着くのでしょうか?
こんな設定ですが、絵は可愛らしく、登場人物も魅力的です。
そして物語は、実に潔く進んでいきます。
私の感想。
物語は、とても深くて、色んなことを考えさせられます。
ほのぼのとほほえましくて笑ったり、そして、たくさん泣きました。
彼らの行き着く先と、途中の物語を、ぜひ読んでみてください。
読んでみる価値はあると思います。