５月２１日・２２日の一泊二日で福岡県八女市黒木町のグリーンパル日向神峡に薬草教室の皆さんと酵素作りの為の薬草採取に行ってきました。参加者は、平日にもかかわらず、講師の中村先生はじめ１１名の皆さんにご参加頂きました。２１日は朝から雨模様でしたが午後からは雨も止み予定通りに薬草を採取する事が出来ました。採取した薬草は、アカザ、ナズナ、キランソウ、など３０種前後を収穫し、夜は収穫した薬草で作った薬膳料理を堪能しました。
私と家内が主宰していますヒーリング＆コミュニティサロン「ひつきのひかり」では、心と身体の健康をテーマに様々な教室と催しを行っています。私達が幸せに生活する為には、まず心と身体が健康でなくてはいけません。心と身体が健康である為には、何が大切かを追求して行くと自然に則った正しい考え方と生活習慣と食の改善に行き着きます。
ひつきのひかりの薬草教室では、講師の中村先生にお願いして、薬草を実際の生活に役立つものとしての利用を指導して頂いています。薬草石鹸作りや薬草シャンプー、薬草クリーム、薬草茶、薬膳料理などを実際に教室で作り皆さんで利用しています。身近にある薬草について学び、健康のための様々な利用法を習得して、病気の予防と活用方法を学んでいます。
今回の薬草酵素作りは、昨年の秋に続き２回目となります。酵素は私達の身体の中に何千種類も存在し、自然な体内環境を維持しています。また、体内には多くの有用微生物が存在し、酵素とともに正しく働く事で私達の生命が維持されています。しかし、間違った生活習慣や食習慣により、酵素の生産と有用微生物のバランスが崩れて様々な身体の不調が起きてきます。
私達は、経済優先の社会を作り上げて多くの大切なものを見失っているようです。現在では、日本国民の二人に一人がガンになると言われています。死因別死亡率のトップはがん（癌、ガン、悪性新生物）である事はご存知でしょうか。夫婦の内どちらかは、いずれガンになるという事です。これは、私達の生活の何かが間違っているからだと気付かなければならないでしょう。健康なうちに人間はなぜガンになるのか、ガンについて正しく学んでおく事が必要かも知れません。
私が、理事をしているガンを学ぶ友愛会の「がん体験共有会」では、毎月ガンを克服された方を講師に迎えて勉強会を行っています。毎月のガンを克服された皆さんのお話をお聞きしていると、ガンを克服する為のある共通事項がある事が分かってきます。その第一が食事の見直しです。肉食中心の食事から、玄米菜食を中心とした食事に変える事が大切になります。そして、もう一つは心、意識の問題です。不平、不満、愚痴、あるいは憎しみなどの自らの心の間違いに気付き、愛と感謝の心に変えることが出来れば、不思議とガンは改善していくのです。
心の改善法は、また別の機会に書かせていただきますので、今回は食と酵素の関係について書いて行きます。私達が健康に過ごす為には、まずこの食の間違いに気付くこと大切だと思います。現代農業は、経済を優先に考える為に化学肥料と農薬を沢山使い農作物の増産を行ってきました。この化学肥料と農薬が土地の生物や微生物を殺し、栄養価の少ない農産物を作りあげています。また、農薬の使用は、土地の中の有用な微生物や昆虫、生物を殺して自然本来の豊かな食物連鎖の循環のサイクルを破壊し、人間の健康も害しているのです。
身土不二と言う言葉があります。これは、人間の身体と住んでいる風土や環境とは深く関係していて、その土地の自然に適応した旬の作物を育て、食べることで、健康で長生きすることができるという考え方だとされています。そして、この身土不二にはもう一つ大きな意味があるようです。私達の身体の中には、多くの微生物たちが調和を保って生きています。その微生物達が消化を助けたり、身体に必要な様々な物質を作り上げています。その自然の微生物を野菜と一緒に食べる事もとても大切な事です。
私達が存在する陸上の生態系を作り上げているのが土です。土の中には様々な生物が棲息し食物連鎖を行い循環する生態系を作り上げています。陸上生物は、すべてその循環のなかで生かされているのです。自然の土１グラムには数億から百億を越える微生物が棲息し、土中の養分や生物の死骸などを酵素で分解し、その養分を植物が根から吸収して成長していきます。
人間の腸内には、２００～３００種、１００～２００兆個の微生物が生息し３０００種以上の酵素を作り出し、食物の栄養素を身体に必要な物質に変えて消化吸収を助けています。腸内微生物の消化吸収により、植物を介して太陽のエネルギーを体内に取り込み生命活動を維持しているのです。私達の腸を植物の根に例えるならば、土中の微生物の循環システムと同じものが私達の身体の中にある事が分かると思います。
私達の身体も大自然の大きな循環の中にある事を認識することが、真の健康を考える大きな要因となるでしょう。また、自然環境を守る事が私達の健康と大きく関係している事が分かるでしょう。環境を守る事は、私達の命を守る事でもあるのです。環境問題は、私達の健康の問題でもあるのです。
薬草酵素は、自然に生息する薬草を採取し薬草に付着する微生物の働きを利用して、多くの野菜とのブレンドにより生きた自然酵素を作る事です。今回は、３０種の薬草と１０種類以上の野菜を使いました。野菜は、自然微生物農法で体験農園で作っている完全無農薬、無化学肥料の野菜を使いました。微生物の働きを活発にする為に薬草と野菜と同量の砂糖を使います。
薬草と野菜の養分と砂糖の糖分を薬草に付着している無数の微生物が栄養にして増殖し、私達に有用な酵素を作り出してくれるのです。酵素液の中には、自然環境と同じ微生物たちが酵素と共存しています。私達が健康な生活を維持する為の各種の植物酵素、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、薬草成分などがバランス良く含まれています。その酵素を飲む事により、体内の微生物環境を調和のとれたものにし、合わせて有用な酵素を取り入れ体内を活性化することにより、身体が自然に健康になって行きます。
微生物と酵素は、熱に弱いために原液をそのまま飲むのが最も良い飲み方です。一日盃一杯か二杯を目安に、そのまま飲んだり、梅酒やアルコールとブレンドしたりして飲みます。腸内環境が良くなるので、便通が良くなり肌が奇麗になってきます。また。疲れにくい身体に変わってきます。薬草について少し学べば、安価な費用で薬草酵素を作る事ができます。また、身近な薬草を生活の中で活用し健康な生活をおくる事ができます。ひつきのひかりでは、毎月、第二木曜と第四木曜日の午後７時から９時まで薬草と自然療法を学ぶ会を行っています。参加費は￥1,500です。ご興味のある方は、お気軽にご参加下さい。
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