先ずは、くまがわ鉄道から行きます。

地元テレビ局のTKUさんの報道によれば、

2020年7月豪雨で被災し、現在も一部区間で運休が続くくま川鉄道は、相良村にある川村駅を移転

とのことです。

理由は、

再び災害に遭う恐れがある

からで、移転先は、

現在の場所から直線距離でおよそ900メートル離れた、くま川レールサイクルの出発地点となっている場所

となっているのを地図で確認します。


元々川村駅の住所は、

熊本県球磨郡相良村大字柳瀬

なのですが、先の地図に「川村排水樋管」とかがあることからわかるように、「川村」と呼ばれる地区であることが駅名の由来でしょう。

しかし、移転先は相当離れていて、地図上では十島菅原神社の参道の真ん前です。

ならば一層のこと移転先の新駅を


(旧)川村駅→(新)十島菅原神社前

 

と名称変更することを提案します。

同神社についてはココで書いたので参考にして欲しいのですが、一言で言うと「学問の神様」です。


地元では「十島→としま→と(お)します」として知られているものの、今後より多くの受験生にお参りしてもらう為にも駅近は有利です。

加えて、「十島→10」から毎月10日を縁日にして屋台を出すようにすれば定期的に賑わいを創出できますし、肥薩線が再開した暁には、

受験やスポーツなどの願掛けスポットとしても有名

熊本夢中さんでも紹介されている同じ球磨郡球磨村の一勝地駅と合わせて「合格セット」を売り出せば良いでしょう。

場所としては、Googleのストリートビューからも分かるように、参道が広めなので車の通行を規制すれば、屋台を出しても人の行き来は出来ます。


神社駅前であることを有効に活用するのは当たり前のことで、東京メトロの「明治神宮前駅」は言うまでもなく明治神宮の最寄り駅ですし、京浜急行電鉄の「川崎大師駅」、西鉄の「太宰府駅」に代表されるように神社前の駅は沢山あって、何れも多くの人で賑わっています。

今回、豪雨災害で駅が移転することになったのは残念ですが、逆に新たなチャンスにすればよいのです。

一方で、肥薩線も少し動きがあって、同じく熊本日日新聞の2023年11月10日の記事では、

豪雨被災の肥薩線復旧費、熊本県が地方分全額を負担へ 財政規模が小さい地元自治体に配慮

と伝えられていました。

本ブログでも、

人吉市の負担が大きいだけでなく、球磨郡各町村も簡単に出せる額ではありません。

ココで指摘していましたが、

復旧費の実質的な地方負担分約12億7千万円の全額を熊本県が負担
復旧後の維持経費についても、従来案より市町村の負担を少なくする調整

と熊本県さんが踏み込んだのは、

復旧の実現に向けた協議を運行主体のJR九州と本格化させる

ことが目的でしょう。

また、 2023年10月16日付けの熊本日日新聞の記事では、

来春引退のSL人吉、乗車可能な「動態展示」検討 人吉市長「観光の目玉に」

と報道されていました。

これは、本ブログで提案している

SL人吉を始め、近隣で展示されている車両も集めて「SL博物館」

と同方向なので嬉しく思いますし、「動態展示」迄話が進んでいるということは、既に人吉市さんとJR九州さんが詳細を詰めているのでしょう。

ならば、本ブログがココあたりで提案した、

  • くまがわ鉄道による湯前~人吉~八代間の一体運営
  • くまがわライナー(くまもとライナー)の投入
  • 宮崎新幹線を新八代~人吉経由とする

などを実現させれば、SLから新幹線迄の新旧4車両の揃い踏みとなるわけで、スイッチバックで著名な大畑駅と合わせて人吉球磨一帯が鉄道の聖地になるに違いありません。