某童話賞の授賞式がてら鹿児島観光に行ってきました。

式は近代文学館・メルヘン館の小部屋でしっとりと行われました。

係の人もメルヘンな感じの女の子でした(笑)

受賞作品(最優秀と入選)を掲載した冊子は、同人誌みたいな小ぶりのものかと思っていたら、学校の地図帳くらいの大きさの分厚い冊子に大きな文字で印刷されていて、鹿児島市内の小学校や幼稚園で読み聞かせなどに活用されるとか。5冊いただいたので、かなり重い……。挿絵が2枚ずつ入っていて、原画もいただきました(絵を描いてくださった方はアラフィフ?の笑顔の素敵なおしゃれな女性でした)

額入りの賞状と楯もいただきました(佳作は楯なし。冊子にも載らないので入賞と佳作の差が大きい!)

 

審査委員長の講評は、とても優しいコメントで、ただ「対象年齢と作品内容がずれているものが多い」「ストーリーが平板で山のないものも目立った」とのことでした。冊子末尾のぼくの作品の講評にまさに「対象年齢~」のことが書いてありました。でも「テーマが難しすぎ、低年齢の部に応募したのが惜しまれる」と傷つけないよう?配慮した表現で、この賞の“優しさ”をしみじみ感じました。

 

最優秀の一人は長く童話を書いていられるとかで、「先生が亡くなられる病床で必ず賞を取りますと言った約束が13年目に果たせました」とお話され、胸を打たれました。

じつは30代くらいの和服美人がいらっしゃって、ずっと気になっていた(笑)んだけど、その人がもう一人の最優秀でした。こちらは初めて書いた童話だとか。とてもきれいな人でした(しつこい!)

 

その後、記念撮影があっておしまい。最優秀の人が地元新聞のインタビューを受けていました。さくさくとした式でした。

 

館内を見学。不思議の国のアリスなどの世界に触れられ、小さな子が喜びそうな施設です。鹿児島で小学生時代を過ごした向田邦子さんの企画展をやっていました。よかった。

 

となりの市立美術館も見ました。ダリやシャガールを含め、ヨーロッパの有名画家の作品がけっこうあって(えっ、これ、ここにあったの!という作品も)入館料300円はお得感満載でした。

 

泊まった中では、霧島国際ホテルと指宿休暇村が◎でした。