うれしい報告 ヘルプマーク | ODとLD~いちおう高2の娘の毎日^^

ODとLD~いちおう高2の娘の毎日^^

OD(起立性調節障害)とLD(学習障害)のいちおう高2の女の子の母です。
毎日の出来事を綴っています^^
ODは小2の夏に発症しました。
我が家はゆるーくゆっくり行きます。

今日は私の職場のある

商店街で知り合った

大好きな友達が来ました

 

商店街の友達

取引先としての友達

娘が生まれてからはママ友

です

 

このママには大きな恩があります

 

13年前

娘を妊娠して2カ月の頃

大きな筋腫が見つかり

流産の可能性が極めて高いと

大学病院を紹介され

すぐに行くように言われました

 

初めて行く巨大な大学病院

入口が分かりません

 

せっかく授かったのに

ダメかもしれない

 

不安で怯えて

気が動転して

歩いても歩いても

なかなか病院にたどり着けません

 

涙ぐんでとぼとぼと

歩いていました

 

するとそこへ

このママが偶然現れました

 

ママは仕事中だったのに

私を大学病院の入口まで

ゆっくりと励ましながら

自分の妊娠の時の話をしながら

連れて行ってくれました

 

そんな事がありました

 

 

そのママの娘さんには

知的障害があります

 

高校の特別支援学級を

卒業して

今は特別雇用枠で採用され

大企業の店舗で

裏方の仕事をしています

 

以前からその店長さんから

娘さんの事で

苦情が入ると言って

悩んでいました

 

裏方と言っても

時々店舗で作業するため

お客様から問い合わせが

あるのです

 

でもその子はお客様の

質問に答える事ができません

 

なのでどうしてよいか分からず

無言でその場を離れてしまうそうです

 

そのため店長や

本部に態度が悪い店員がいると

名指しで苦情が入るそうです

 

その度にママに連絡が入り

せめて挨拶して欲しい

せめて他の店員に

繋げるようにして欲しい

それができないなら

他の従業員に迷惑が

かかるから

考えなくてはいけないと

言われたそうです

 

できないなら辞めて欲しいと

言われているようだと

こちらは謝るしかないと

 

そのママは以前怒って

店長の態度に我慢ならず

苦情の電話を本部に

入れると言っていました

 

特別雇用枠に対応できていない

会社が悪いと

 

でも私は止めました

 

その子にとって

その職場は

生きて行くために

大切な場所だから

揉めてはいけないと

 

以前に仕事で訪れた場所で

清掃している若い女の子がいました

 

私は道を尋ねました

 

するとその子は

胸のネームプレートを指して

「私分からないんです」

と言いました

 

そこには

「私は特別雇用の社員です。

 何かお問い合わせが

 ございましたら

 他のスタッフに声を

 おかけください。」

 

そう書いてありました

 

実に明快です

 

 

そう言った経験から

 

接客が出来ないと

表示してもらったり

エプロンの色を変えてもらったり

 

本人が変わる事は難しいから

特別採用なんだと

だから

周りが受け入れていく事を

提案してみるべきだと

 

今や共存は当たり前なんだと

 

そうママに伝えていました

 

すると

先日チャンスがあったそうです

 

また店長から

年間にその子に10件の苦情が

あったと手紙付きで連絡がきたそうです

 

そして苦情を言ってきたお客様に

特別採用の社員だと伝えると

 

エプロンの色を変えるとか

表示するなり配慮が必要だろと

お叱りを受けたそう

 

ママは今までその事は

分かっていましたが

やはり迷惑をかけている

お世話になっている

そう言った気持ちから

こちらから提案やお願いをできずに

謝るしかなかったそうです

 

今回は言えました

エプロンの色など変えて

頂くのは大変ありがたいと伝え

それと何か表示を

させて頂ればご迷惑を

おかけすることも

少なくなるかと

 

例えばヘルプマーク

社会に浸透しつつある

このマークがあれば

万が一本人が対応できなかったと

しても

お客様に気づいて頂けるかも

しれません

もしご了解頂けるなら

私用意してきます

 

そう言えたそうです

 

店長は

なるほどと感心して

その提案を本部に伝え

早々にエプロンの色を変えてくれ

胸元にヘルプマークを

付ける事になったそうです

 

するとそこから

苦情は一切無くなったそうです

 

そして今まで

お客様から声を掛けられても

対応することのできなかった娘さん

 

ヘルプマークを付けてから

 

「私分からないので

 他のスタッフに聞いてください」と

 

そして挨拶までもできるように

なったそうです

 

娘さん本人が一番

安心したんでしょうね

 

友達は泣いていました

 

ありがとうって言われました

 

 

あの時

心細くて不安でいっぱいだった

私を病院まで連れて行って

くれたママ友に

 

今日少し恩返しができたような

気がします

 

今日はうれしい日♡

 

娘の担任

シスターレジェンドから

電話が来て

 

娘は今日から

「朝学習配布係り」

に任命されたそうです

(* ̄▽ ̄)フフフ