今日は私の職場のある
商店街で知り合った
大好きな友達が来ました
商店街の友達
取引先としての友達
娘が生まれてからはママ友
です
このママには大きな恩があります
13年前
娘を妊娠して2カ月の頃
大きな筋腫が見つかり
流産の可能性が極めて高いと
大学病院を紹介され
すぐに行くように言われました
初めて行く巨大な大学病院
入口が分かりません
せっかく授かったのに
ダメかもしれない
不安で怯えて
気が動転して
歩いても歩いても
なかなか病院にたどり着けません
涙ぐんでとぼとぼと
歩いていました
するとそこへ
このママが偶然現れました
ママは仕事中だったのに
私を大学病院の入口まで
ゆっくりと励ましながら
自分の妊娠の時の話をしながら
連れて行ってくれました
そんな事がありました
そのママの娘さんには
知的障害があります
高校の特別支援学級を
卒業して
今は特別雇用枠で採用され
大企業の店舗で
裏方の仕事をしています
以前からその店長さんから
娘さんの事で
苦情が入ると言って
悩んでいました
裏方と言っても
時々店舗で作業するため
お客様から問い合わせが
あるのです
でもその子はお客様の
質問に答える事ができません
なのでどうしてよいか分からず
無言でその場を離れてしまうそうです
そのため店長や
本部に態度が悪い店員がいると
名指しで苦情が入るそうです
その度にママに連絡が入り
せめて挨拶して欲しい
せめて他の店員に
繋げるようにして欲しい
それができないなら
他の従業員に迷惑が
かかるから
考えなくてはいけないと
言われたそうです
できないなら辞めて欲しいと
言われているようだと
こちらは謝るしかないと
そのママは以前怒って
店長の態度に我慢ならず
苦情の電話を本部に
入れると言っていました
特別雇用枠に対応できていない
会社が悪いと
でも私は止めました
その子にとって
その職場は
生きて行くために
大切な場所だから
揉めてはいけないと
以前に仕事で訪れた場所で
清掃している若い女の子がいました
私は道を尋ねました
するとその子は
胸のネームプレートを指して
「私分からないんです」
と言いました
そこには
「私は特別雇用の社員です。
何かお問い合わせが
ございましたら
他のスタッフに声を
おかけください。」
そう書いてありました
実に明快です
そう言った経験から
接客が出来ないと
表示してもらったり
エプロンの色を変えてもらったり
本人が変わる事は難しいから
特別採用なんだと
だから
周りが受け入れていく事を
提案してみるべきだと
今や共存は当たり前なんだと
そうママに伝えていました
すると
先日チャンスがあったそうです
また店長から
年間にその子に10件の苦情が
あったと手紙付きで連絡がきたそうです
そして苦情を言ってきたお客様に
特別採用の社員だと伝えると
エプロンの色を変えるとか
表示するなり配慮が必要だろと
お叱りを受けたそう
ママは今までその事は
分かっていましたが
やはり迷惑をかけている
お世話になっている
そう言った気持ちから
こちらから提案やお願いをできずに
謝るしかなかったそうです
今回は言えました
エプロンの色など変えて
頂くのは大変ありがたいと伝え
それと何か表示を
させて頂ればご迷惑を
おかけすることも
少なくなるかと
例えばヘルプマーク
社会に浸透しつつある
このマークがあれば
万が一本人が対応できなかったと
しても
お客様に気づいて頂けるかも
しれません
もしご了解頂けるなら
私用意してきます
そう言えたそうです
店長は
なるほどと感心して
その提案を本部に伝え
早々にエプロンの色を変えてくれ
胸元にヘルプマークを
付ける事になったそうです
するとそこから
苦情は一切無くなったそうです
そして今まで
お客様から声を掛けられても
対応することのできなかった娘さん
ヘルプマークを付けてから
「私分からないので
他のスタッフに聞いてください」と
そして挨拶までもできるように
なったそうです
娘さん本人が一番
安心したんでしょうね
友達は泣いていました
ありがとうって言われました
あの時
心細くて不安でいっぱいだった
私を病院まで連れて行って
くれたママ友に
今日少し恩返しができたような
気がします
今日はうれしい日♡
娘の担任
シスターレジェンドから
電話が来て
娘は今日から
「朝学習配布係り」
に任命されたそうです
(* ̄▽ ̄)フフフ