舞台「時光の手箱」のお知らせのため、台北市立中山女子高級中学(中山女高)を主役の鄭有傑さんと訪問し、朝礼の時間に少しお話しをさせて頂きました。
檀上に上がったこの雰囲気。台湾の小学校に通っていたころを思い出しました!
なぜ女子校を?ときっと思われるでしょうが、実は、中山女高は私の叔母・施素筠の母校であり、吳麗卿校長のご好意のもと、在校生に、日本と台湾に関連する舞台を紹介する運びとなったのです。
(右:叔母・施素筠)
学校は何度かの改称を経て、現在の中山女高となりましたが、1923年に生まれた叔母は、台北州立台北第三高等女学校(三高女)時代に通学しておりました。
卒業後、東京女子師範学校(現・お茶の水女子大学)に進学し、さらに、ドレスメーカー女学院(現・杉野学園)で洋裁を学び、台湾に戻り、洋裁を広めてきました。
叔母は、私の叔父・顔滄濤と結婚し、子供を育てながらも、90歳まで現役の教職を続けてきたスーパーウーマンです。
叔母は今年96歳になります!
私が遊びに行けば、「どうぞお召し上がりになってね」と、丁寧な日本語で色々と美味しいものを薦めてくれます。毎日元気で近所を歩き回り、たくさんの教え子たちが頻繁に訪れる叔母の家は、毎日とても賑やかです。
ちなみに、台湾女子教育の嚆矢である中山女高からは、曽文恵さん(李登輝夫人)や小説家の瓊瑤さんなど、多くのとても優秀な女性たちが卒業されております。
(左から:鄭有傑・一青妙・吳麗卿)
校長室には、御真影と教育勅語を保管する奉安庫が残されており、その扉を開けると、まるで「私の箱子」のように、過去とつながるとても貴重な瞬間を感じることができました。
叔母は、学校に登校してから最初にすることが、奉安庫に向かって敬礼することであり、教育勅語は、どんな状況でも諳んじることができるほど覚えた、と教えてくれました。
長い歴史を持つ中山女高。昨年、創立120年周年を記念してつくられたのが、この写真の可愛らしいネームタグとUSB。そして生徒の願いには、なんとHey! Say! JUMPの高木雄也と結婚したいという短冊もありました(笑)。
古くからの伝統を残しながら、自由を重んじ、現代でも優秀な生徒たちを育てている雰囲気がよくわかりました!
みなさん、ありがとうございました。
舞台「時光の手箱」演出資訊
時光の手箱FB:https://www.facebook.com/ASuitcaseofMemories/
監 製:#李崗
導 演:#廖若涵
製 作:#邱安忱
編 劇:#詹傑
原 著:#一青妙
演 員:#鄭有傑、#大久保麻梨子、#一青妙、#朱宏章、#謝瓊煖、#王榆丹、#楊烈、#米七偶
2019年
3月7日(四)19:30(演後簽名會・終演後サイン会あり)
3月8日(五)19:30
3月9日(六)14:30、19:30
3月10日(日)14:30
地點:台北城市舞台
購票請點・チケット購入👉:https://goo.gl/aUDfua