久しぶりに、台北の「玉蘭荘」を訪ねてきました。

玉蘭荘は、1989年に設立された日本語を主体としたデイケアセンターです。

台北の中心地のマンションの一室に、日本統治時代に日本の教育や文化の影響を受けた台湾の人たちや、台湾人と結婚され、台湾に暮らす人たちが集まって、聖書を読み、日本の歌を歌ったり、書道を楽しんだりしています。

玉蘭荘の扉を開けると、ここは日本?と錯覚してしまうほど、みなさん流暢な日本語で話しかけてくださり、ほっとします。

 

私が玉蘭荘を知ったのは5年ほど前のことです。玉蘭荘に、私の祖父や父を知る人や、遠戚が何人もいらして驚きました。

父が生きていれば、きっと玉蘭荘に通っていたと思います。

懐かしい話や、貴重な体験を伺う場所として、何度も訪ねるうちに、ご高齢でお亡くなりになる方もいらして、寂しい思いもしましたが、久々に顔を出し、みなさんが、私のことを覚えて下さっていたことに感激しました。

 

 

そんな玉蘭荘のみなさんに、総幹事でいらっしゃる高橋檀さんのご好意で、舞台の宣伝をさせていただきました。

玉蘭荘にいらっしゃる方々と同年代の物語です。舞台の台詞も日本語が多いので、見に来てくださると嬉しいです。

 

 

毎週月・金の2日、ボランティアの方々の協力のもと、おいしい昼食も提供され、みなさんが日本語で、楽しく過ごされる空間がこれからもずっと続くことを願います。

ありがとうございました。