6月10日は金沢で講演。

テーマは『「ツール・ド・のと」を世界につなぐ〜台湾・環島から学ぶサイクルツーリズム発展のノウハウ〜』。

 

私が自転車で台湾を環島した経験と、「サイクリング屋久島」や「佐渡ロングライド210」など、これまでに参加した国内のサイクルイベントを比較しながら、ツール・ド・のとを盛り上げるための、私なりの考えをお話させていただきました。

 

1989年に始まったツール・ド・のとは、今年開催30回目という節目を迎えます。サイクルイベントとしては、ツールド北海道、ツール・ド・おきなわと並び、とても歴史ある大会なのです。

ところが、近年、新しくできた多くのサイクルイベントにやや押され気味で、参加人数は頭打ちです。

なんとかしたい、という思いもこめて、講演会でいろいろと提案をさせていただきました。

 

 

  

 

ツール・ド・のとのコースは、能登半島をぐるりと回るように設計されていて、内灘から輪島に向かい、奥能登をめぐり、七尾、能登島、そして内灘のゴールを目指して走ります。

私は昨年初めて大会に参加して、地形的にアップダウンが激しく、かなり大変でしたが、途中の景色がとても綺麗で、感動したことを覚えています。

 

  

 

また、開催期間中、台風が直撃するという予報もあったため、運営する人たちや参加している人たち皆で天を仰ぎながら、晴れを祈ったことが懐かしいです。

(昨年の様子はこちらをごらんください→「ツール・ド・のと」)

 

 

ところで、みなさん気がつきませんか?

能登半島を走る大会なのに、能登半島のある場所だけコースに入っていないのです。

それは、私の名前「一青」のルーツがある「中能登町」。中能登町だけが”仲間外れ”にされていたので、とても残念な気持ちでしたが、嬉しいことに、今年からは中能登町もコースに入りました!それも、最終日の昼食会場になる予定だとか。

これでツール・ド・のとは、正真正銘、能登半島全てを駆け巡ることができる大会になったのです。

 

北陸新幹線の開通以来、金沢に降り立つ観光客はとても増えたけれども、能登半島まで足を伸ばす人はまだまだ少ないとか。能登半島には、金沢で見ることができない景色がたくさんあります。美味し物や、伝統文化も楽しめます。外国人観光客を含め、より多くの人が、能登半島の良さに気がつくことができるひとつのツールとして、ツール・ド・のとを広めて行きたいです。

 

 

今年の大会は9月22・23・24日です。

総距離約400㎞を3日間かけて走るサイクルイベントに、是非チャレンジしてみませんか。

能登半島に住む人々の温かい声援を受けながら、日本の原風景を堪能し、美味しいお酒と温泉を楽しむこともできますよ。

終わった後の達成感は、格別です!

 

ツール・ド・のと公式サイトはこちらです(参加お申し込みもこちらへ)

→『ツール・ド・のと400

 

 

 

最後に、ツール・ド・のと400実行委員会・北國新聞社・石川県台湾華僑総会をはじめ、ご協力いただきました皆さん、本当にありがとうございました!!