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おすすめの台湾映画がまた一つ。



「逆行飛翔(光にふれる)」

先天性の視覚障害を持つ裕翔/黃裕翔(ホアン・ユーシャン)が主人公。彼は幼い時からピアノを弾くのがうまく、数々の賞をとってきた。だが、あるコンテストで優勝したとき、
「目が見えないから優勝できたんだよ」
と他のピアニストが話すのを耳にしてしまう。
以来、コンテストで弾くことを避け続けてきたが、やがて大学でピアノを専攻するため、台北の大学に入学する。
実家•家族から離れての初めての寮生活。不安でたまらないが、同室の友人や先生に恵まれ、なんとか過ごして行く。
そんななか、ダンサーになりたくて頑張っている女の子•小潔/張榕容(チャン・ロンロン)と知り合い、お互いに励まし合いながら夢に向かって努力していくという実話を基にした物語。

主人公の役を演じる黃裕翔は実話の本人。役者ではない。盲目のピアニストであるにもかかわらず、彼の言葉に力があり、はにかんだ笑顔に惹き込まれてしまう。
我が子の成長を心配そうに見守り、支え続けるお母さん役の李烈(リー・リエ)が、またなんとも言えない素晴らしい演技をしていて、心を打たれる。

もともと2008年に短編映画「天黒」としてつくられたこの映画は、2012年に長編映画として公開され、大変話題となり、東京国際映画祭に出品されたもの。

エンディング曲「很靠近海」は、なんと蔡健雅(ターニャ・チュア)が歌っています!これを作曲をしたのが、日本人であり、台湾で活躍している馬場克樹さんですので、是非応援したいです!
因に馬場さんは、爸爸辦桌樂團(バババンド)というバンドでライブをしています。ネーミングがナイスセンスですね~音譜

黃裕翔が奏でるピアノの旋律の美しさ。音楽の素晴らしさ、夢を追い続ける素晴らしさ、そして家族の素晴らしさを感じさせてくれるのがこの作品。
絶対に日本でも公開されると思うので、是非ご覧になって下さい。
その前に、ここのYou Tubeでお楽しみ下さい!!


本人が弾くピアノ!


エンディング曲です。