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台湾映画が続いているのでもう一つ!

「九把刀」という名前を聞いたことはありますか。
最初この名前を見たとき、商品の名前?と思ったけれども、
作家さんの名前なのです。

九把刀との出会いは約3年前。
台湾の桃園空港から日本に戻ろうとしていて、時間があったから
書店に行ったとき。

私「想買最近在台湾有名的作家的書」(最近台湾で有名な作家の本を買いたい)
店員「那就買九把刀吧!」(だったら九把刀でしょ!)

とすすめられ、なにも知らないまま一冊購入したのが最初。

買った本は九把刀自身の日常が写真付きで日記のように書かれていた。
友達のこと、彼女のこと、仕事のこと、人生のこと…などなど。
彼女との2ショットや真面目に仕事している写真など、どんだけ「自分好き」と思わせるほど
自分の写真が多い。
本の表紙も九把刀自身。
でもそれを嫌み無く感じさせているのは、
彼の回りで起こっていることを包み隠しなく、ユーモアに溢れる文体で書いているからだろうか。

それから一年後、日経ラジオで「活躍する台湾の文化人」を取材することになり、
私は真っ先に九把刀を推薦し、会いに行くことになった。

改めて彼のことを調べた。1978年生まれの彼が作家デビューしてから10年間で書いた本の数はなんと50冊以上。
電車の中、飛行機の中、道端…書ける所ならどこでもパソコンを取り出して書き始めるスタイルらしい。
一体どんな人。オタク?真面目?気難しい?オレオレ?
わくわくしながらのご対面~。

スニーカーにジーンズ姿の九把刀はごくごく普通の若者だった。
ふつ~のね。
書くのが大好きだから書き始めたら止まらないこと、読み物では日本のマンガが一番好きだと語っていた彼からは、文学の匂いはどこにもなかった。
そして今は自身が以前に書いた本を台本に映画を撮っていて、公開されたらヒット間違い無し!と断言し、
「やりたいことを信じてやってるだけだよ」と語る彼は自信に溢れていました。

初めて会った感想は「ふ~ん、映画面白いのかな。話題になると良いね~」と思ったくらい。

そして更に一年後の2011年
「那些年,我們一起追的女孩」
というタイトルの映画が公開されました。

この映画がインタビューしたときに九把刀が言っていた映画。
無事に公開されただけでなく、2011年台湾で最もヒットした映画となったのです。

更に香港、中国、マレーシア、シンガポールでも公開され、各国で大ヒット。
金馬奨や香港アカデミー賞も受賞し、まさに時の人となったのでした。

勿論、沢山の努力をしてきたと思うけれども、
「やりたいことを信じてやってるだけだよ」
と言って夢を実現させた九把刀、ただ者ではなかった!!

映画については次回で~。

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