『冒険者たち』の作者・斎藤惇夫先生の講演会・浦和絵本大学へ行ってきた
毎月開催されているのだが、この講演会の面白さはなんといっても先生の痛快な突っ込みだと思う。
今日は詩をよむというテーマで、参加者がそれぞれ気に入りの詩をよんだ。その時に谷川俊太郎の「じゅうにつき」という長い詩をよんだ方がいた。うーん、良い詩なのかもしれないがこれはなんというか……と思ってたら斎藤先生が
「今の詩を聞いていてはからずもルナールの短い詩が頭に浮かびました。「へび
・長すぎる」」
それな!しかし辛辣である。
その詩が収録された詩集の、表題になっている「みみをすます」という詩も同じく長い詩なのだがそれに対して谷川俊太郎の最初の奥さん、岸田衿子は
「『みみをすます』にそんな長い詩をつくる必要ある?『みみをすます』一言で伝わるじゃない」
と言ったそうだ。一理ある。それを言ってはおしまいな気もするが。
とはいえ、そもそも谷川俊太郎に日本に長い詩がないからつくってほしいと依頼したのは先生が編集者として勤めていた福音館なので、
「長くても暗誦に耐えうる良い詩ですよ」
というのが総括だった。
ちなみに谷川俊太郎の「うんこ」という詩に対しての「谷川さん絶好調ですね」というコメントも秀逸で、先生の突っ込みも絶好調ですよと言いたかった。
毎月開催されているのだが、この講演会の面白さはなんといっても先生の痛快な突っ込みだと思う。
今日は詩をよむというテーマで、参加者がそれぞれ気に入りの詩をよんだ。その時に谷川俊太郎の「じゅうにつき」という長い詩をよんだ方がいた。うーん、良い詩なのかもしれないがこれはなんというか……と思ってたら斎藤先生が
「今の詩を聞いていてはからずもルナールの短い詩が頭に浮かびました。「へび
・長すぎる」」
それな!しかし辛辣である。
その詩が収録された詩集の、表題になっている「みみをすます」という詩も同じく長い詩なのだがそれに対して谷川俊太郎の最初の奥さん、岸田衿子は
「『みみをすます』にそんな長い詩をつくる必要ある?『みみをすます』一言で伝わるじゃない」
と言ったそうだ。一理ある。それを言ってはおしまいな気もするが。
とはいえ、そもそも谷川俊太郎に日本に長い詩がないからつくってほしいと依頼したのは先生が編集者として勤めていた福音館なので、
「長くても暗誦に耐えうる良い詩ですよ」
というのが総括だった。
ちなみに谷川俊太郎の「うんこ」という詩に対しての「谷川さん絶好調ですね」というコメントも秀逸で、先生の突っ込みも絶好調ですよと言いたかった。