2021年1月18日月曜日、とうとうこの日が来てしまいました。


長男に作る最後のお弁当の日です。

作り置きや残り物アレンジばかりのお弁当で、時間を掛けた手の込んだお弁当は作っていませんが、私なりに栄養や彩りを考えて作っていました。

どんなにクレームを入れられても、私味のお弁当を作る。
そこだけは曲げずに(笑)

魚を入れるなと言われても、家で魚を食べようとしないからお弁当には入れました。

野菜が多いと言われても、聞く耳なんか持たずに入れ続けました。

親子喧嘩して口聞かず、作ってあげない時期もありました。

色んな事が思い出され、最後のお弁当の前夜は切なくなり、涙がこぼれました。

関東に就職が決まった長男に、私がお弁当を作ってあげる事は、恐らく、もうないのかと思うと、当日は更に切なく感慨深くなりました。

そんな感情の中で、いつもと同じような想いと愛情たっぷりで作った最後のお弁当です照れ

最後なので、いつもよりちょっと豪華に牛ステーキ入れましたよ照れ

長男に贈る最後のお弁当(高3男子のお弁当)
お弁当メニュー
●☆SAIGONO OBENTOU☆の人参デコしそ昆布ご飯

●ぶりの照り焼き
●牛ステーキ玉ねぎレモンソース絡め
●玉子焼き
●人参と大根とインゲンとしめじの甘辛炒め
●きゅうりのゆかり和え
●ブロッコリーの塩昆布和え(白ごま)

お弁当箱の蓋に表彰状と題して、付箋メモを貼り付けましたニヤリ

メモには、
クレームをつけつつも、お弁当を残さず食べてくれた事を感謝しここに表彰します。
という事と
いくつになっても、あなたは永遠に私の子供だ。
だけど、もう迷惑はかけてくれるな。
でも、どうしても辛くなったら、いつでも頼れ。
という事を書きました。

他にも書きましたが、そこは秘密てへぺろ

返ってきたお弁当箱は空っぽ。
付箋メモも外してありました。
そして、
今までお弁当ありがとう。
最後のお弁当も美味しかった。
最後でも魚も野菜も入ってたけどな
友達から
「お前の母ちゃん、いい母ちゃんじゃん。お前色々文句言ってるけどな」
って言われた。
うん。俺もそう思う。
最後のお弁当は、俺、写真撮ったから。
と言ってくれました。

母は、感無量です。
心が折れそうな暴言を浴びせられたことも、自分勝手な行動で振り回された事も、そんな事もあったねと笑ってあげられる位、帳消しにしてあげられそうですチュー


この最後のお弁当の3日前には、最後の調理実習となる調理実習参観がありました。

本当は、その1週間前に予定されていたのですが、寒波による雪で食材が届かないという事で、急遽延期にガーン

だからといって、また仕事のお休みを取るのも気が引けるので、夫に行ってもらいました。

私の大好きな中華料理だったから、行きたかったなぁ・・・
チャーハン、エビチリ(私の大好物!)、青椒肉絲、玉子スープ、杏仁豆腐、どれも食べたかったなショボーン

保護者に宛てた手紙も渡す予定で、元々は私が参加する予定だったので、私宛てに手紙を書いてくれていました。

「お母さんに書いた手紙やけん、お父さんは絶対読まんでね!封開けずにお母さんに渡してよ。絶対よ。お父さんの事は書いてないけん、読んでも意味がないけんね!」

と、可哀想になるくらい念押しされていました笑い泣き

貰った手紙の内容は割愛しますが、読みながら涙が出るくらい嬉しい内容満載でしたおねがい

私が二度と戻りたくない、長男の小学生時代にも触れており、

あの時の自分はガキでアホでした。
たくさん呼び出しされて迷惑かけてごめんなさい。

という一文も書いており、振り返って反省できるくらい成長してくれていたんだなと思うと、私の元に来てくれたのがこの子でよかった。
今やっと、心からそう思えるようにもなりました。

母になって、何もかも初めてだらけだった長男の子育て。

分からない事もたくさんで、悩んだ事は数知れず。
たくさん泣いたし、たくさん心配もしました。

周りの情報に左右され、他所の子とどうしても比べてしまいがちになっていたと思います。

そんな堅苦しい母の想いの中で成長していかなければいけなかった長男も、また苦しかったのかもしれません。

でも、こればかりは終わりが見えなければ反省点も見えてこないものですね。

その渦中にいる時は、その時その時に一生懸命で未来なんて想像できないしね。

もうすぐ、長男の子育ては終了となりますが、これからは、同じ大人として意見を交わせるような関係でいられたらいいなと思います。

あー、でも、上から目線で意見しちゃいそうな予感しかない。

だって、やっぱりまだまだ子供だもん。笑。笑い泣き