<広島大会展望>

 春夏連続出場を目指す広陵に瀬戸内、新庄が代表を争う。広陵はエース下石涼太(3年)を軸に力のある布陣。春県1位・瀬戸内は146キロ右腕の山岡泰輔(3年)が柱になる。新庄の145キロ左腕・田口麗斗(かずと=同)も春30回連続無失点と好投手がそろう。

 [2013年6月30日7時18分 紙面から]

<長野大会展望>

 投手層が厚く春の県大会を制した上田西と、プロ注目打者の小川大樹(3年)を擁する昨夏王者の佐久長聖が1歩リードしている。2強を春準優勝の東京都市大塩尻が追う。創部100周年の松商学園、長野日大、地球環境も虎視眈々(たんたん)と頂点を狙う。

 [2013年6月30日7時20分 紙面から]

<京都大会展望>

 龍谷大平安、京都翔英を春の府1位・鳥羽が追う。3連覇を目指す龍谷大平安は選手層の厚さが強みだ。京都翔英も投打の柱・榎本和輝(3年)が健在。鳥羽のエース遠藤涼太(3年)は、春の府予選で無安打無得点試合を達成した。打ちづらさには定評がある。

 [2013年6月30日7時21分 紙面から]

<高知大会展望>

 センバツ4強の高知がリードする。甲子園で好投した投手陣を、和田恋内野手(3年)ら強力打線が援護。優勝筆頭候補の座は揺るぎない。昨夏甲子園4強の明徳義塾が、総合力で対抗になる。故障から復活した高知商・津村佑一朗投手(3年)の投球にも注目だ。

 [2013年6月30日7時48分 紙面から]

 松井が、ワンバウンドの変化球を“解禁”してセンバツ出場校を手玉に取った。桐光学園(神奈川)・松井裕樹投手(3年)が29日、川崎市内の同校グラウンドで行われた報徳学園(兵庫)との練習試合に先発登板。6回3安打1四球15奪三振の快投を見せ、10-3で勝利に導いた。

 初回2死二塁。報徳学園の4番片浜大輝内野手(3年)に投じた6球目は、黒土が飛び散るほど鋭く落ちるスライダーだった。ワンバウンドする伝家の宝刀で2個目の空振り三振を奪うと、止まらなくなった。6回までの全18アウト中、15個が三振。そのうち見逃しが3個、空振りが12個だった。

 モデルチェンジが成功した。23日に行われた関東第一(東東京)との練習試合では直球主体で9回7安打4失点。強化合宿で疲労がピークの中、直球を狙い打たれて今季初の敗戦投手となった。この日は全99球中10球をワンバウンドさせるなど変化球主体の投球に変更。野呂雅之監督(52)によると、前日28日には、捕手相手にワンバウンドのボールを投げる練習を繰り返していたという。

 松井のワンバウンド投球の秘密を昨年の女房役だった東農大・宇川一光捕手(1年)は「あいつは打者を見てワンバウンドさせるかを決めるんです。打つポイントが遠い打者に対してはベースより手前に落とす。ポイントが近ければベース付近でワンバウンドさせる」と明かす。サインはスライダーでも打者によって変化の仕方を自在に変える。松井の投げるスライダーを止めるため、体中あざが絶えなかったという。

 7月7日の神奈川大会開幕まで練習試合は残り3戦。この日は自己最速タイの147キロも記録するなど、夏本番へ弾みがつく99球だった。

 [2013年6月30日9時49分 紙面から]