
※BGMでも聴きながらお読みください。
Louis Armstrong - What a wonderful world
人生でいえば僕は今、黄昏時にいるのだろう。
故安倍総理じゃ無いけど四季でいえば「秋」
間もなく陽が沈む前の穏やかで美しい時間が黄昏時です。
実際は穏やかでも無く美しくも無く苦しく辛く悲しいく何も
充実感も無く達成感も無く何も無いのが僕の黄昏時。
それが今まで自分がしてきた事への報いなのだろう。
死なねば僕に平穏が訪れる事は無いだろう。
10年前に予期せぬ狭心症の発作で、1時間半以上心肺停止
状態に陥った時に見た向こうの世界の事は今も鮮明に覚えて
いる。
もしも記憶から動画を撮れるなら撮って皆様にも、あの感動
的な再会と穏やかで静かで身体の痛みも麻痺も消え心安らか
な世界を御見せ出来るのに・・・・。
今は幸せなのだろう。でも本当の幸せはあの世にあった。
死を恐れる事は無い。
死はどんな境遇の方でも幸せへの移り変わりなのだ。
だけど自殺は生きる仕事をキチンと成し遂げない者がする事。
そういう人が、あの世界に逝けるとは思えない。
生きる仕事を精一杯行い、終えた者のみが、あの世界に逝け
るのだと僕は思う。
だから僕は戻されたのだと思う。
僕には、まだやり残した事があるのか、今のままなら、皆が
居る所には行けないから、正しい人生を歩み直せという事だ
ったのかもしれない。
それが娘、親父、義妹、従姉、叔父そして婚約者の願いだっ
たのだろうと今になっては思う。
「まだ早いよ、帰って」と婚約者は言った。
娘の美玖は「パパちゃんはママちゃんと私が死んでから何も
楽しい事無かったでしょ?」と言った。
あの時の声も顔も、笑顔さえ良く覚えている。
いつの日か逢える時は胸を張って逝きたいと思う。
きっと親父も母も褒めてくれるだろう。
死んでも直ぐに灰にはならず防腐処理されて医学生の役に立
てる筈だったが予定が変わり、僕は実家に帰り家内とは別居
生活になるから検体の話はご破算だ。
死は全く怖く無いし死後に、何があろうが僕は何も出来ない
し守りたいとは思うけど、そういう事が果たして本当に出来
るのかも判らないし。
だから、せめて自分の身体が医学の進歩に貢献出来たり、心
まで診れる医者を育てる事になれば良いと思う。












May be the best year of my fanily.
