生きる意味。 | 幸せは私の中に そしてあなたの中に。

幸せは私の中に そしてあなたの中に。

克服出来ない病は世の中に沢山ある。自分も数々の克服出来ない心の病と身体の病に罹患している。他人の痛み知る努力をし、思い遣りの心で知り応援したい。努力によって人は誰しも大きな失敗でも取り戻せる。努力によって人は誰しも生きる尊厳を取り戻す事ができる。

 

 

 

 

 

 

 

※BGMでも聴きながらお読みください。

 

 

 

 

松田聖子 - あなたに逢いたくて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

半世紀以上生きて思うのは生きてて何より憐れなのは自分の

 

 

為しか生きられない人だ。

 

 

金を稼ぐ事も良いだろう。

 

 

偉くなって、例えば国権の最高機関である国会議員になるの

 

 

も素晴らしい。

 

 

だけど、それが自分の力を示したいが為、何の理想も思想も

 

 

無い単なる名誉欲だけで生きている人が感じるのは何だろう

 

 

かと思う。

 

 

人は生きながら、何かを探す為に生きてるんじゃないかと思

 

 

う時がある。

 

 

それが何なのか少しずつ判り掛けてきたけど、本当に判るま

 

 

で僕の命は持つだろうか?

 

 

僕が抱えている命にも関わる病の数々は、僕が多くの家族や

 

 

子供達にしてきた事への報いだ。これは間違いない。

 

 

生きている間に、それが何なのか知る事が出来て、その為に

 

 

努力したり助けたり出来るのなら、それが一番良い。

 

 

しかし、もし、見つける前に尽きる命ならば、探して見つけ

 

 

た一部分でも良いから、僕の未来である子供達に、それを伝

 

 

えられたらと思う。

 

 

子供達、孫達は僕の大事な未来だ。

 

 

何にも代え難い大切な未来。

 

 

自分は生きた。

 

 

「生きた」と、それだけは胸を張って言える。

 

 

皆が経験する事も経験したし、自分が選んだ道に進み、楽し

 

 

い事よりも辛く悲しい事の方が仕事柄多かったけど、それで

 

 

も、ホンの少し、本当にホンの少しだけど誰かの為に、やり

 

 

切ったという満足感は今はある。

 

 

昔は、生甲斐を身内の嘘により奪われた恨みつらみに、心が

 

 

支配されてて自分が成して来た事、成せなかった事への未練

 

 

に支配されていたけど、今は、家内や娘達が僕の過去を誇り

 

 

に思ってくれている・・・それだけで十分満足だ。

 

 

ただ息子達は家に帰って来ず、悩みがあったりしても男同士

 

 

で相談出来る父親はあてに出来ず、困っていても他人を助け

 

 

て、自分達の事は助けてもくれないし、相談する事も出来な

 

 

い父親の仕事を忌み嫌ってた。

 

 

しかし、僕が家に寄り付かなかったのは、息子達には何の罪

 

 

は無いが、好きでも無く、上司の御令嬢を嫁にして未来安泰

 

 

という結婚でも無く、愛情の欠片も無ければ、特に興味も無

 

 

かったが、死ぬと脅され、「勝手に死ね」と言えば良かった

 

 

と後悔しているが、単なるヤケクソだけで結婚した。

 

 

大事な、自分の命よりも大事な人を失った直後に「死ぬ」な

 

 

んていう最低の脅しは、酷いなと今になれば思うけど、真に

 

 

受けてしまった自分の愚かさに反吐が出る。

 

 

そして、結局は長男だけは僕のDNAを継いでいるが二男と

 

 

三男はDNA上、僕のDNAとは一致しないらしい。

 

 

最低なのは僕からB型肝炎を移されたと周囲の親戚から集落

 

 

の全ての人に言いふらし、信じさせたが、僕は何度も血液検

 

 

査しているが一度もB型肝炎キャリアと言われた事は無いし

 

 

敢えて聞いた事もありましたが、B型肝炎の欠片も無いと言

 

 

われました。

 

 

許せないのは、B型肝炎は必ず100%母子感染する病気で

 

 

あり、母親である前妻も知っていて自分は病院に行き治療し

 

 

ているのに、子供達には一切言わず診察も治療もさせなかっ

 

 

た事。

 

 

僕の事は嫌っているが、唯一感染していない長男に頼んで二

 

 

男と母親に言い三男も治療させる様に言ってくれと頼んだ。

 

 

マジで最悪、最低の女と結婚してしまった、それも最低な理

 

 

由で、そんな自分にも辟易している。

 

 

二男は特別職国家公務員で1年の内、かなりの日数、海に出

 

 

てて出会いが無い。

 

 

そして、二男の上司の娘さんとの縁談があったのに、自分が

 

 

B型肝炎キャリアだからと断ったと聞いた。

 

 

そして二男は国と結婚する道を選んだ。

 

 

僕も大事な人を亡くした時、あんな女じゃなくて、国と都と

 

 

結婚するべきだったと深く後悔している。

 

 

人生の中で3本指に入る位の後悔だ。

 

 

そんな、色々な事がありながらの人生だった。

 

 

大事な人を亡くし、僕の生きる目標は会社で、同期や同僚の

 

 

誰よりも早く昇進する事であり、別に名誉とか金の事は考え

 

 

てた訳じゃ無いけど、とにかく昇進しないと見れない景色が

 

 

見たかった。

 

 

そういう意味では、最速の昇進とは言われたけど、もしも、

 

 

仕事を続けられていたら、もう一つ上の景色が見たかった。

 

 

そして今の僕は望んで得れるものでは無い贅沢な幸せに包ま

 

 

れて生きさせて貰えていると思う。

 

 

「運命」なんて簡単な言葉では表せない、何かの力が明らか

 

 

に有って僕は導かれて今の幸せを得れたと思っている。

 

 

叔母ちゃんにも、母にも弟にも、そして障碍者の僕と家内と

 

 

の結婚を許してくれた、家内の両親と反対しなかった娘達と

 

 

義妹。

 

 

一番の感謝は、こんな役立たずどころか負担にしかならない

 

 

僕を受け入れ、結婚してくれた家内だ。

 

 

誰がとは言えない。

 

 

皆に感謝している。

 

 

そして多分、僕は最期の最期まで感謝して逝くのだろう。

 

 

残りの人生を自分だけの為じゃ無く、何が出来る訳じゃ無い

 

 

けど、出来うる限りの事をし、感謝の言葉を大事にして肉体

 

 

はお返ししたいと思う。

 

 

ただ、息子達に自分だけの為じゃ無く誰かの為に生きた方が

 

 

楽しい未来が待っている事を伝えられないのが残念だ。