田中康夫 元長野県知事が書いた
芥川賞受賞作品。
しかも映画化された。
なつかしい~
映画・・・一人で観に行ったなぁ
私は、余りラブ・ホテルが好きになれなかった。(中略)入る時はよくても、出る時には人目を気にして、二人、別々に出るというのがいやだった。部屋に太陽が入ってこないというのも、まるで、悪いことをしているのだぞ、と誰か言われているようでいやだった。けばばしいネオンや、ゴテゴテした室内装飾もいやだった。(本文より)
「学生が一緒に暮してるっていうと、なんとなく四畳半ソング的な、湿った感じがあるじゃない。(中略)二人とも、そういう生活がいやだったのよ。(中略)そんな生活なんて息がつまりそうで、すぐに破たんが来そうでしょ」
「僕もいやだね、しみったれた生活なんて」
「二人とも、学生とはいっても金銭的に恵まれていたし・・・・・・。(中略)一緒に住んでいるとはいっても、随分と違う世界をおたがいに持っているのよ。だから、今まで続いているんだと思うわ」(本文より)
「でもね、そんな私たちでもやっぱり時々、たまらなく一人になってみたいことがあるのよ。(中略)こうしたことは、二人の関係を長く続かせるために必要だと思うの。決して、わがままを言い合ってるんじゃないわ。私は淳一のことを愛しているし、彼だってそうよ。いつまでも一緒に住んでいたい、と思ってるわ。そのためにも、おたがいの自由が必要なんだと思うの」
「すごーく、よくわかる、その気持ち」
「束縛がない恋愛なんて、ウソだと思うわよ、確かに。でも、必要以上に束縛がある恋愛も、おたがいの気持ちを離れさせてしまうと思うのよ」(本文より)
当時のセレブ学生の物語なんだけど・・
ハマトラとか、流行っていましたね。
古いかもしれないけど・・・・・・
ちょっと前のCMで
娘が母親の若いとき着ていた洋服を
出して、着て、父親が「ハマトラ・・」と
語るCMを観て、思い出しました。
主人公の由利という子は、かとうかずこ が
演じていたな~
今じゃすっかりオバサンになったけど・・・
DVDなんて出て無いから・・もう
観る事は出来ないんだろうけど・・・
もう一度観てみたい映画です。
当時は
ああいう生活に憧れたものだけど・・・
なんとなくクリスタルになったのは・・・・
自分の脳みそだけだな・・
やっぱり・・・・俺は
俺の脳みそは
なんとなく・・・クリスマスだ。
意味不明。