ビースリーって何だと思う教会員は今や大半だろう。これを鋭和BBBという空気散弾銃と分かる人はかなりの高齢者になっていると思う。
一時期全献身者は所持するようにと上からの指示が出て、所持許可 を得る為の講習と狩猟免状を受ける為の講習をみんな受けたものだ。全献身者とは勿論女性もふくまれている。そして秋の狩猟時期、群馬県赤城山麓で開かれた狩猟大会に全国から参加したものだ。その空気散弾銃には銃身に平行して自転車の空気入れのようなポンプが併設されていた。外見上口径大小二本の筒が並んでいる感じだ。ポンプが大、銃身が小、空気を入れる時は銃床を上にして銃を立てる。銃床の端を両手でつかんで下に向かって押し下げる。自転車の空気入れの要領で銃口付近のベロ(舌)のようなペダルを踏んで100回くらいポンピングする。するとニ、三回は続けて撃てる。撃てるが連発ではない。一回毎薬莢を装填する。薬莢は長さ小指の先くらいのずんどうの筒でてきていた。 赤城山麓での大会の当日、山あいのあちこちで参加者のポンピングする姿が溢れていた。獲物を狙う時間よりポンピングの時間が長かったかもしれない。女性の中にはただ一日中ビースリーを胸に抱えて過ごした人もいた。
このビースリー間もなく販売禁止となった。理由は、末端の信者として聞いているのは、威力が中途半端で 半矢になる可能性が高いから鳥獣保護の観点から不適当と判断されたということだった。
その後ビースリ ーの代わりに3B というエアライフルが販売される事になった。外見はB3も3Bも変わらなかったと思う。
以前にも紹介したが当時の替え歌を紹介しよう。元歌はミヨチャン
僕の可愛いB3 色は黒くてシンプルで
ベロベロ垂らした可愛い子
あの娘はえいわの散弾銃
ちっとも美人じゃないけれど
何故か僕を惹きつける。
つぶらな銃口見ていると
何にも言えない僕なのさ
一億民に愛されて
嫁入り先の契約に
ついて行くんだ何処までも
キャンセル一つもないように
林野庁や警察を恨むじゃないが
も少し自由に売れたなら
も少し堂々と売れたなら
こんなことにはなるまいに
もう一小節あったと思ったが思い出せない。それに売れたならはやれたならかもしれない。他にも記憶違いはあるかもしれない。
元歌をみていて思い出した。
今に見ていろ僕だって
一万五千丁のB3
きぃっと売って見せるから
それまで苦難を乗り越えよう
B3が売れなくなって代わりに3B を販売しながらいつかはB3を売るんだという販売員達の心意気を替え歌で表現したもの。
末端の信者は全ては理想世界実現の為という心情で真剣だった。
当時の雰囲気は懐かしい。
鋭和BBBで検索すれば知識は得られる。
尚、誤字が多かったので投稿後訂正。