「聖書の土地と人びと」
三浦朱門・曽野綾子・河谷龍彦
株式会社新潮社 平成13年12月発行・より
本書の単行本は平成八年六月新潮社より刊行された。
<三浦> それに近いので曽野綾子のうまいやり方は、
怪しげな食い物などを持ち込むときに、これは何だと言われると、
私の宗教はこれを毎日食うようにと命令すると答える。
イスラム圏でもユダヤ圏でもまず通る。
<曽野> これを食べてお祈りしないと、私はいけないのです、と。
何の宗教だかわからない。 インスタントラーメンか何か持って。
<河谷> キブツに来る日本の若者たちでも訓練されて、
だんだんそれを覚えてきました。
例えば、ずるして働きたくないときもある。
そういったときは、きょうは仏教でいう働いてはいけない日なのだと。
そうしたら、ちゃんとそれで通るのですよ。
そして休みをもらうというか、休む。
5月18日 光が丘公園(東京・練馬)にて撮影