中国版・政敵を倒す方法 | 人差し指のブログ

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本を読んで面白かったところを紹介します

 

 

 

~ 司馬遼太郎は中国人について 「悪賢(わるがしこ)い」 と評しましたが、   なるほどこういう手がありましたか・・・・

政治については中国人のほうが余程上手(うわて)のようです ~

 

 

 

『中国人と韓国人が作った「インチキ神話」に操られる日本人!』

黄文雄(こう ぶんゆう 1038~)

株式会社 ヒカルランド 2013年6月発行・より

 

 

 

じつは、もっとよく内実を見れば、政策遂行と民衆の不満を共通の外敵に向かわせるという目的以外に、政敵を前進に送り出し、外敵の手を借りて政敵を消滅させるという目論見もある。

 

 

 

たとえば、朝鮮戦争は国共内戦直後に成立した初期の人民共和国にとっては、外敵の手を借りて内敵を殲滅(せんめつ)する最高のチャンスだった。

人民義勇軍100万人の朝鮮への派遣は国民党の投降兵を最前線に送るためで、人海戦術はアメリカの砲火を利用して内敵を殺すためだった。

 

 

  鄧小平の対ベトナム懲罰戦争は鄧小平の軍権掌握が目的だった。

 

 

また内敵の林彪(りんぴょう)軍をベトナムの最前線に送り出し、ベトナム軍の手を借りて殺してもらう目的もあった。

 

 

中国的用語でいえば 「借刀殺人」(他人の刀=手を借りて人を殺す)である。

 

ベトナム戦争当時、ベトナムの正規軍はカンボジアの前線にあり、解放軍と戦ったのはベトナムの民兵だった。

 

 

50万人も戦死したのは異例のことである。

それはベトナム軍の手を借りて内敵を殺させるという狙いが成功したのだ。

 

 

もし日中に尖閣戦争があれば、それは習近平(しゅうきんぺい)が日本の手を借りて団派(中国共産党青年団出身者からなる派閥)や上海閥を消滅するのが目的と読めば、はずれはなかろう。

 

 

 

 

5月7日 光が丘 四季の香ローズガーデン(東京・練馬)にて撮影