「日本に惨敗し ついに終わる中国と韓国」
宮崎正弘 室谷克実
株式会社徳間書店 2015年5月発行・より
<室谷> 韓国でも職業軍人は、いわゆる購買部門、とくに兵器の購買部門に行きたがります、金になりますから。そういう点では中国と同じです。
最近の韓国の軍隊でもうひとつ特徴的なのが、化粧をする男性兵士が増えているということですね。
前線に立っている歩哨(ほしょう)が化粧をして、つけまつ毛をしていたというのは有名な“伝説”です。
兵舎のロッカーを開けると、だいたいが男性用化粧品でいっぱいだそうですよ。
兵士がそうなのでなく、最近の韓国の若い男性全般がそうなのです。
「旧正月の贈り物に何が欲しいか」というアンケートで、圧倒的に多かったのが「化粧品」でした。
韓国では、さすがに武器の横流しはそれほど多くはありませんね。軍服や小さな装備が売られることはありますが。
韓国の場合、別のことがより深刻ですね。
たとえば、早期警戒機「ピースアイ」をアメリカから4機購入したのですが、警戒機は8時間飛行したら降りてきて整備をするそうです。
だから24時間を常に3機が順番で警戒に当たっていて、その他に予備として1機、だから4機セットなのだそうです。
ところが、現在は1機か2機しか飛んでいないと伝えられています。
なぜかというと、自前で修理ができないので、他の機体から部品を持ってきて転用する。
つまり共食い整備をしているわけです。
そうすると、部品を抜かれた1機はもう使えなくなる。
そういうことが続いて,飛べるのは1機あるいは2機で、他は交換部品を採取するためのジャンク機になってしまったのです。
部品はアメリカから買えばいいと思うかもしれませんが、買う予算がなかったり、自分のところで直せると思って解体したけれど元通りに直せなかったりとかね。
<宮崎> それでは見張りもろくにしてないのでしょう。
中国では、武器庫を開けたら武器がない、掩体(えんたい)、つまり飛行機の格納庫にあるはずの飛行機がない、といったことがよくあります。
スクラップにして横流ししているわけですね。
2013年には、廃棄待ちの戦闘機360機、戦車1800両、27万丁の銃が消失していたということが発覚しています
「磯波 いそなみ」という品種です 光が丘夏の雲公園つばき園3月5日撮影