「悪名は覚悟の上」徳川家康 | 人差し指のブログ

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シナでは、大官・高官になって県知事になって、つまりはできるだけ高い地位について、後世に名を残す。

「名を青史(せいし)に残す」、ということを望みます

そのためには、必ず学問をしなければならず、書がうまくなければならない。

学問において、書において、地位において高かったら名前が残る

そういう国民性というものがある

ところが、徳川家康の場合はそれを捨てて、陰謀・悪謀の限りを尽くして、豊臣家をつぶす。

自分ひとりが悪者になって徳川家の礎になろうとします。

そうしないと、後にいつ豊臣家が力をつけて、徳川家が打倒されるか分からない

いまだに「狸親父」といえば家康のことを指しますが、

自分が犠牲になって、悪名を残すことを覚悟の上で、やったんじゃないか。

これが司馬(遼太郎)さんの推定です

「運を引き寄せる十の心得」
谷沢永一(たにざわ えいいち1929~2011)
KKベストセラーズ2008年1月発行・より

青葉台公園(埼玉・朝霞市)の楓の紅葉 12月4日撮影 

楓の紅葉 青葉台公園

青葉台公園の楓ー2