外資系企業の「クビの切り方」 | 人差し指のブログ

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アメリカ人は、じつにあっさりとクビを切る

日本でも、外資系企業で社員を解雇をするときは、或る日突然、朝一番に呼び出すという

担当部署のボスの部屋に呼び「君がいま働いているポストの仕事がなくなった」

「インド人が半分の報酬で働くというので、代わりに採用することにした」などと理由を述べたあと、次のようにいうらしい

「君が仕事で使っていた携帯電話や身分証ほか、一切合財をここに置いて、いまから立ち去ってもらいたい、自分の机に戻ってはならない」 「明日から来なくていい」ではなく、今日、いますぐ出ていけ」である

エレベーターまで付き添いがついていて、そのまま出口から放り出す

社員はその日までクビになるとは夢にも思っておらず、いままで毎日通っていた会社からお払い箱の扱いを受けて、まともな神経なら一年間は立ち直れないという

たしかに人を整理すれば、見かけ上、黒字になるかもしれない。しかし、そんな人の使い方をしていて、その会社はあとあと、うまくいくだろうか。私は絶対ダメだと思う

これも第二幕、第三幕を考えないアメリカ型短期経営の例である

「思考力の磨き方」
日下公人(くさか きみんど 1930~)
株式会社PHP研究所2012年4月発行・より


青葉台公園(埼玉・朝霞市)12月6日撮影

楓の紅葉 朝霞市青葉台公園


楓の紅葉


もみじ