1泊2日 四国一人旅 2日目
西予市の狩浜の段々畑で日の出時刻を迎えました。
この後は、海岸線沿いの国道378号を爽快に走りながら八幡浜まで向かうことに。
上下1車線ずつある所は爽快なんですけど、離合に気を遣う酷道区間も混在します。
左手に宇和海を眺めながらグーグルマップや西予市のHPで見つけたスポット5か所に立ち寄りました。
まずは碆ノ手の鯨塚です。
海沿いに建つこちらの構造物が碆ノ手の鯨塚。
捕鯨の時の見張り小屋?かと思ったのですが、違いました。
この地に大きな鯨が打ち上げられたそうです。
天保の大飢饉の時です。
打ち上げられた大鯨が多くの人々を餓死から救いました。
大鯨に謝意の意を表し、手厚く供養した鯨のお墓でした。
曇りガラスで中が見えずらいですが、中には戒名が刻まれた墓石がありました。
時の宇和島藩主により「鱗王院殿法界全果大居士」という立派な戒名が送られ、今でも「鯨様」と呼ばれ崇め慕われているそうです。
鯨といえば、昨日に亡くなってしまった「よどちゃん」はどうなってしまうのでしょうね。
2つ目は西予市の最西部の大崎鼻公園です。
展望台に向かう途中に綺麗な花が咲いていました。
ツバキ?サザンカ?
地面に花びらが散っていたからサザンカかな?(ツバキは花首から落ちる)
こちらが展望台
展望台からは南に宇和海に浮かぶ島々(日振島や戸島)
北には午後に向かう予定の四国最西端の佐田岬方面が見渡せました。
やはり佐田岬半島は細長い。
5時間後には、あそこにいると思うと不思議な感じがします。
公園内には、その他いろいろありましたよ。
▼大崎鼻灯台
▼塔和子文学碑
▼江戸時代の狼煙場跡
▼俳句が刻まれた石碑
いいなと思ったのがこの句
九四フェリー
凪ぐ初春の
海を航く
九四フェリーに乗った旅もしてみたいな~と妄想。
来年の正月休みは、九四フェリーに乗っているかもしれません。
こういう意外な所から次の旅を思いつく私です。
3つ目は西予市三瓶町下泊の北に向かって突き出た岬に立つ魚霊塔です。
宇和海の豊かな海の幸に感謝を捧げ、魚などの霊を弔うために建てられた魚霊塔。
二つの石塔は魚霊に感謝する合掌の形を表し、その間の空隙は魚のシルエットをかたどっているという。
ここからの眺めも良かったです。
4つ目は寝観音です。
リアス式海岸が続く西予市三瓶町の地形。
三瓶町の南部から眺める三瓶町北部の地形(須崎海岸)が、観音様が仰向けに寝ているように見えることから寝観音と呼ばれているそうです。
観音様に見えますか?
観音様の額の部分をズ~ム
何か見えますね。
あそこに本物の観音様がいらっしゃるのです。
ということで5つ目が須崎観音です。
須崎観音の前には鐘もありました。
鳴らすと、これがすごく大きな音。
動画も撮ろうかと思いましたが、「連打禁止」と書いてあったので1回だけ。
ここからはこんな景色が望めました。
以上が西予市の国道378号沿いで立ち寄った5か所。
こうやって海沿いのスポットをちょっとずつ立ち寄ってみるのが、私の好む旅のルートです。
そして西予市から八幡浜市に入り、道の駅 八幡浜みなっとへ。
観光案内や海産物の市場、産直の物販コーナー、緑地公園などを八幡浜港に集約した大きな道の駅です。
こちらの「ど~や食堂」で朝食兼昼食をいただきました。
時刻は9時50分です。
10時までは朝食メニュー
10分待って昼食メニューにするか微妙な時間帯です。
10分待たずに朝食メニューの「まかない海鮮丼」の特盛をいただきました。
鮮魚の切り落とし釜揚げしらすが半分ずつ盛られた「まかない海鮮丼」
まかないなので切り落としが大雑把に盛られていますが、味は良し。
特盛で900円
味もボリュームもお値段も満足でございました。
お腹を満たした所で四国最西端を目指して、お隣の伊方町に向かいました。
つづく