1泊2日 南予・宿毛一人旅
宇和島城を眺めた愛宕公園展望台から遊子水荷浦(ゆすみずがうら)の段畑に向かいました。
宇和島市街地からレンタカーで40分程、宇和海に突き出たリアス式の三浦半島の中央部に遊子水荷浦の段畑はあります。
駐車場とトイレにお食事処と売店まで完備されていて、小さな道の駅といった感じになっています。
駐車場の目の前は小さな漁港。
下から段畑を眺めるだけかと思っていたのですが、上まで登れるようです。
急斜面に高さ1mほどの石垣が段々に積み上げられ山頂まで続いています。
積み上げられた石垣の上が、幅1mほどの畑に。
ここで春にジャガイモが栽培されるそうですが、この時期は何かの葉っぱが少し見えるだけ。
こんな急斜面によくぞここまでの石垣を積み上げたのかと感心するばかり。
まさに、すごいのひとこと。
平地が少ない土地柄、なんとか耕地を確保しようと知恵を絞り苦労された先人たちの歴史の重みを感じます。
下から見上げても迫力がありましたが、上から見下ろすともっとすごい。
角度は45度、いやもっとあるように感じます。
段畑というよりは、何かの遺跡か城塞のようにも見えますね。
眼下に広がる美しい宇和海と相まって素晴らしい眺め。
段畑と宇和海に浮かぶ養殖のいかだ。
半農半漁の営みが感じられる絶景。
ここでしか見ることのできない唯一無二の段畑。
これからもずっと残ってほしい景色です。
つづく