参考資料3118 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

セザールとイスラエル その1
「前章までで人類の歴史と神の計画を諸世紀と聖書の予言を解読しながら説明してきた。
 今までに予言やオカルトの本を何冊も読んできて、相当知識がたまっている方にとっても、私の説と予言の解釈は、まったく初めて体験するものだと思う。
 UFOが未来からやってくるという説、いわゆるUFO=タイム・マシン説は、UFOに対するいくつかある説の中の一つとして、昔からあることはあった。しかし、あまりにもSF的すぎて現実味に欠けると思われていたのと、いわゆるタイム・パラドックスが説明できなかったために、あまり真剣には議論されなかった。過去の歴史は変えられない、という考えに固執しすぎていたのと、未来人が過去に現れたという形跡が発見できないというのである。
 そう、人々は歴史がすでに変えられているということにすら気がつかないのである。元の歴史がどういうもので、それがどのようにして変えられたのかも、さらにどういうふうに変えられようとしているのかも全然わからなかった。過去すら理解できない者がどうして未来を理解できよう。
 また、予言の原理にしても、未来人が予言を作成して過去の人間に渡した、という未来人説もあることはあったが、あまりにも当たり前すぎて、こちらも真剣には論議されなかった。
 それは、予言の中にタイム・マシンとタイム・トラベルに関するものを見つけられなかったためと、なぜ、未来人が過去の人に未来を教えなければならなかったのか、という理由が解明されなかったからである。
 本書は、歴史そのものが変遷していくという四次元理論によってタイム・パラドックスを解決し、光の子と闇の子の闘争という二元論により、予言の存在理由も説明した。
 本書を読めば、UFO問題も、予言も、人類の歴史、過去も現在も未来も、そして、神と人間の関係、そしてこの宇宙と人類の存在理由と目的も、今まで謎とされてきたかなりの部分が解明され、理解されたはずである。
 本書を読み、本書の主旨を理解された方は今まで持っていた価値観、人生観、世界観、歴史観などすべての既成概念が崩れ、まったく新しい意識を持つようになるだろう。
 とはいっても、この説を潜在意識の中までも完全に理解し消化するためにはかなりの時間を要するはずである。
 一方、この説をまったく理解できない、信じられない、と激しく反発し、拒絶する人もいるだろう。
 また、本書の主旨が理解でき、この説を好意的に受け止めようとしてくれる人にしても、もう一つ信じがたい、というのが実情だと思う。
 そこで、そういう人に対して、もう少し、情報と証拠を提示しよう。
 それは、私自身のことと、私がいかにしてこの説を思いつき、本書を書くようになったのか、という経緯についてである。
 私は予言を研究していくうちに、これらの説がわかってきたのではない。この説がわかったから予言が解読できるようになったのである。
 そして、この説を私が思いついたのは、ある意味では私自身に由来しているが、ある意味では他者からの働きかけにより、仕組まれ、計画されていたからだ、ということもわかってきた。
 私がこの説を思いついたのは一九八五年の一月のことである。その時は、まず「予言の作者は未来人であり、彼らは今世紀末に宇宙に脱出して、地球を破壊してしまった人達の子孫である」ということがわかったのである。それで、この事実を認め、スペース・コロニー計画を中止して、天使的宇宙人を地球に迎え入れれば人類は救われるから、何とかしてそれを人々に知らせなければならない、と思い、本を書こうと思ったのである。
 それで、ペンネームを考えていた時だった。
「確か、ノストラダムスの息子の名はセザールだったな。セザール・アサリというのはどうだろう」などと考えていた。その時、私は、セザールとアサリという名が似ているような気がして、「もしかして、私がセザールかもしれない」という突拍子もない考えが脳裏をよぎったのだった。
「セザールというのは、ノストラダムスの実の息子の名だが、本当は、未来に現れる諸世紀の解読者をあらわしている」、そんな説が書かれている本を読んだことがあった。
 それで、セザールの綴りを調べると、CESAR、または、CAESARと綴るのがわかった。これと私の名、ASARIの綴りが似ているのである。
 だが、これだけでは不充分である。その時、私は、ノストラダムスには遺言書があり、そこに何かが隠されているような気がした。それで、ノストラダムスの遺言書を調べると次の数字が目についた。

遺言書の日付、一五六六年六月一七日
遺言書と遺言書添え書きの日付の差 一三日
遺言書添え書きの日付 一五六六年六月三〇日

施設を受ける貧者 一三名
証人と遺言執行人 一三名
相続人      一三名
(『ノストラダムスの遺言書』二見書房刊)

 この数字をしばらく見ていると、このからくりがわかってきた。それは遺言書添え書きの日付だ。それを算用数字で書くと、
 1566年 6月30日 となる。そして私の誕生日は、
 1956年 9月30日 である。
 
 0から9までの数字の中で、置き換えられる数字が一組だけある。それは6と9だ、6と9は上下をひっくり返すと入れかわる。それで、6と9は交換できると考えるのである。
 そして、数字もアナグラムができると考えて、順序をかえると、
 1566・6・30は、1956・9・30となる。私の誕生日がノストラダムスの遺言書の添え書きの日付に予言されていたのである。
 そして、遺言書と遺言書添え書きの日付の差、十三日と、施設を受ける貧者、証人と遺言執行人、相続人の数、それぞれ十三人についてだが、これは私の名、ASARI、YUKIHIKOのアルファベットの数と一致する。
 これらのからくりが次々とわかってきてしまうのである。それで諸世紀原典の日本語訳を引っぱり出してきて、読んでいるうちに、徐々にではあるが、その真の意味がわかってきてしまうのだった。推理が次から次へと勝手に進んでしまうし、文章も次々と湧き上がってくる。そして、私がこれを人々に知らせなければならない、という思いがこみあげてくるのだ。
「いつか、世界のどこかに、セザールという諸世紀の解読者が現れて、人々に諸世紀の真の意味を教えるだろう」という説は読んだことがあったが、まさか、この私がセザールだったなんて、その時までは夢にも思わなかったのである。」
「セザール・ノストラダムスの超時空最終預言(下)」浅利幸彦著より

感想
>UFOが未来からやってくるという説、いわゆるUFO=タイム・マシン説は、UFOに対するいくつかある説の中の一つとして、昔からあることはあった。

私も1997年ぐらいからこの説を提唱しているが、浅利氏とは全く別にである。(勿論、浅利氏がそういう説を唱えているという事は知っていた。本は読んだ事がなかったが。)

>「セザールというのは、ノストラダムスの実の息子の名だが、本当は、未来に現れる諸世紀の解読者をあらわしている」、そんな説が書かれている本を読んだことがあった。

第一序文「セザールへの手紙」
「末尾には1555年3月1日の日付があり、この時点ではセザールは1歳3ヶ月半ほどの赤子に過ぎなかったため、ここで宛名となっている「セザール」は未来においてノストラダムスの予言を正しく解読することになる人物を表している、とする説をとなえる信奉者も少なくない。」
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%80%E3%83%A0%E3%82%B9%E5%B8%AB%E3%81%AE%E4%BA%88%E8%A8%80%E9%9B%86#%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%BA%8F%E6%96%87

以前から疑問だったのだが、第二序文に「アンリ二世への手紙」があり、これも未来の解読者へのメッセージとされているが、あまりにも二人への態度が違うのである。

「1.わが息子セザール・ド・ノートルダムよ、お前の遅い到来〔=ノストラダムスが老いてからの誕生〕は、私を夜通しでの作業に専念させた。それは、神が星辰の転回を通じて私に知らせてくれた人類共通の利益となるものを、書き物によって明らかにすることをもって、お前の父祖の肉体的消滅の後に遺しておくためのものである。
2.お前は不死なる神に気に入られてこの広大な世界に光を享けたが、マルスの月が重なった〔=生まれてから3月を2回迎えた〕だけの年齢を自分で語ることも出来ない(ほどに幼い)のだから、その年齢の虚弱な理解力では、わが生涯の後に終わらせざるを得ない物事を受け止めることは出来ない。
3.(だが)時間が破壊し去ってしまうであろう物事も、書き物によってお前に残してやることは可能であることを、考慮したのである。」
引用元:https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/2649.html

一方、

「最も無敵にして極めて強大、そして敬虔なキリスト教徒であらせられるフランス王アンリ2世へ。
そのとても賤しく、とても従順な従僕にして臣下であるミシェル・ノストラダムス(が)、勝利と至福を(お祈り申し上げます)」
引用元:https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/2650.html

一応、私の訳も載せておこう。

A L'INVICTISSIME, TRES PUISSANT et Tres Chrestien Henry roy de France second Michel Nostradamus son tres-humble, et tres-obeissant serviteur et subiect, victoire et felicité.
最も無敵でとても力強くそしてとても寛容な新たなフランスのアンリ王へ、そのとても取るに足りないそしてとても従順な奉仕者で王国の臣民であるミシェル・ノストラダムス、勝利と至福を。
引用元:https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12783239953.html

Mais tant seulement ie vous requiers,ô Roy tré-clement,par icelle vostre singuliere et prudente humanité,d'entendre plutôt le desir de mon courage,et le souverain estude que i'ay d'obeyr à vostre serenissime Maiesté,depuis que mes yeux furent si proches de vostre splendeur solaire,que la grandeur de mon labeur n'attainct ne requiert.De Salon,ce 27 Iuin,Mil cinq cens cinquante huict.
おお、とても寛大な王よ、しかしただ一つだけ私はあなたに懇願します。あなたの特異で慎重な人間性(古典研究)によって、ある程度私の心からの願望を理解する事です。そして君主は、私があなたの高貴な威厳に従順であるという事、その後私の観察眼(見解)は、傷つかない私の労作の栄華が必要としないあなたの東からの風の栄光にとても近かった(似ていた)という事を研究します。サロンから1558年6月27日
引用元:https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12783428083.html

つまり、解読者は二人いるのではないだろうか。そう考えると、「二人のイエスの証人」も納得出来る。

「3 そしてわたしは、わたしのふたりの証人に、荒布を着て、千二百六十日のあいだ預言することを許そう」。
4 彼らは、全地の主のみまえに立っている二本のオリブの木、また、二つの燭台である。
5 もし彼らに害を加えようとする者があれば、彼らの口から火が出て、その敵を滅ぼすであろう。もし彼らに害を加えようとする者があれば、その者はこのように殺されねばならない。
6 預言をしている期間、彼らは、天を閉じて雨を降らせないようにする力を持っている。さらにまた、水を血に変え、何度でも思うままに、あらゆる災害で地を打つ力を持っている。
7 そして、彼らがそのあかしを終えると、底知れぬ所からのぼって来る獣が、彼らと戦って打ち勝ち、彼らを殺す。」
「ヨハネの黙示録」第11章3節~7節(口語訳)

「11:03わたしは、自分の二人の証人に粗布をまとわせ、千二百六十日の間、預言させよう。」 11:04この二人の証人とは、地上の主の御前に立つ二本のオリーブの木、また二つの燭台である。 11:05この二人に害を加えようとする者があれば、彼らの口から火が出て、その敵を滅ぼすであろう。この二人に害を加えようとする者があれば、必ずこのように殺される。 11:06彼らには、預言をしている間ずっと雨が降らないように天を閉じる力がある。また、水を血に変える力があって、望みのままに何度でも、あらゆる災いを地に及ぼすことができる。 11:07二人がその証しを終えると、一匹の獣が、底なしの淵から上って来て彼らと戦って勝ち、二人を殺してしまう。」
「ヨハネの黙示録」第11章3節~7節(新共同訳)

>「いつか、世界のどこかに、セザールという諸世紀の解読者が現れて、人々に諸世紀の真の意味を教えるだろう」という説は読んだことがあったが、まさか、この私がセザールだったなんて、その時までは夢にも思わなかったのである。

因みに、私はオカルトには興味があったが、別にノストラダムスに興味があった訳ではなかった。1994年に社会人入試で学習院大学の数学科に28歳で入学したので、すっかり興味をなくしていたオカルトを復活させたのである。確か、1996年の春から夏ぐらいの時に「ノストラダムスの大予言Ⅰ~Ⅴ」と「ノストラダムスの大予言・地獄編」五島勉著をまとめて買って読んでみたのである。それまでは「ノストラダムスの大予言・日本編」とか「ユダヤ深層予言」とか五島勉氏の本は有名だったので弟の本として読んだ事はあったが、私は「オウム真理教」のような実践的な事にしか興味がなかった。
そして、1997年の12月末に初めてレポートを書いて送ってみたのである。

詩百篇第10巻72番
千九百九十九年、七か月、
空から恐怖の大王が来るだろう、
アングーモワの大王を蘇らせ、
マルスの前後に幸運によって支配するために。

別訳
千九百九十九年、七か月、
その空(の下)から世話役の大王が来るだろう、
三月の前後に幸運にも君臨する(ところの)
アングーモワの大王を蘇らせるために。
引用元:https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/41.html

おまけ