参考資料2370 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

詩篇 その130
「1 われらの力なる神にむかって高らかに歌え。ヤコブの神にむかって喜びの声をあげよ。
2 歌をうたい、鼓を打て。良い音の琴と立琴とをかきならせ。
3 新月と満月とわれらの祭の日とにラッパを吹きならせ。
4 これはイスラエルの定め、ヤコブの神のおきてである。
5 神が出てエジプトの国を攻められたとき、ヨセフのなかにこれを立てて、あかしとされた。わたしはかしこでまだ知らなかった言葉を聞いた、
6 「わたしはあなたの肩から重荷をのぞき、あなたの手をかごから免れさせた。
7 あなたが悩んだとき、呼ばわったのでわたしはあなたを救った。わたしは雷の隠れた所で、あなたに答え、メリバの水のほとりで、あなたを試みた。[セラ
8 わが民よ、聞け、わたしはあなたに勧告する。イスラエルよ、あなたがわたしに聞き従うことを望む。
9 あなたのうちに他の神があってはならない。あなたは外国の神を拝んではならない。
10 わたしはエジプトの国から、あなたをつれ出したあなたの神、主である。あなたの口を広くあけよ、わたしはそれを満たそう。」
旧約聖書「詩篇」第81篇1節~10節

感想
>2 歌をうたい、鼓を打て。良い音の琴と立琴とをかきならせ。

「81:03ほめ歌を高くうたい、太鼓を打ち鳴らし
琴と竪琴を美しく奏でよ。」(新共同訳)

歌と琴から連想するのは、

「1 なお、わたしが見ていると、見よ、小羊がシオンの山に立っていた。また、十四万四千の人々が小羊と共におり、その額に小羊の名とその父の名とが書かれていた。
2 またわたしは、大水のとどろきのような、激しい雷鳴のような声が、天から出るのを聞いた。わたしの聞いたその声は、琴をひく人が立琴をひく音のようでもあった。
3 彼らは、御座の前、四つの生き物と長老たちとの前で、新しい歌を歌った。この歌は、地からあがなわれた十四万四千人のほかは、だれも学ぶことができなかった。」
「ヨハネの黙示録」第14章1節~3節

よく選民は14万4千人と言う人がいるが、選民は人類の1/3弱だろう。その根拠は、

「7 万軍の主は言われる、「つるぎよ、立ち上がってわが牧者を攻めよ。わたしの次に立つ人を攻めよ。牧者を撃て、その羊は散る。わたしは手をかえして、小さい者どもを攻める。
8 主は言われる、全地の人の三分の二は断たれて死に、三分の一は生き残る。
9 わたしはこの三分の一を火の中に入れ、銀をふき分けるように、これをふき分け、金を精錬するように、これを精錬する。彼らはわたしの名を呼び、わたしは彼らに答える。わたしは『彼らはわが民である』と言い、彼らは『主はわが神である』と言う」。」
「ゼカリヤ書」第13章7節~9節(口語訳)

「13:07剣よ、起きよ、わたしの羊飼いに立ち向かえ
わたしの同僚であった男に立ち向かえと
万軍の主は言われる。羊飼いを撃て、羊の群れは散らされるがよい。わたしは、また手を返して小さいものを撃つ。 13:08この地のどこでもこうなる、と主は言われる。三分の二は死に絶え、三分の一が残る。 13:09この三分の一をわたしは火に入れ
銀を精錬するように精錬し
金を試すように試す
。彼がわが名を呼べば、わたしは彼に答え
「彼こそわたしの民」と言い
彼は、「主こそわたしの神」と答えるであろう。」
「ゼカリヤ書」第13章7節~9節(新共同訳)

また、新共同訳の方の「わたしの同僚」とはイエスの元から派遣される「真理の御霊」(契約の使者)の事だろう。モーセや洗礼者ヨハネと同様にあくまでも普通の人間と考えているが、「聖霊」と書かれている箇所もあるので、イエスのような超能力者の可能性も0ではない。

「16 わたしは父にお願いしよう。そうすれば、父は別に助け主を送って、いつまでもあなたがたと共におらせて下さるであろう。
17 それは真理の御霊である。この世はそれを見ようともせず、知ろうともしないので、それを受けることができない。あなたがたはそれを知っている。なぜなら、それはあなたがたと共におり、またあなたがたのうちにいるからである。」
「ヨハネによる福音書」第14章16節~17節

ここでは、天の父が送る事になっている。つまり、「同僚」もうなずけるが、他の箇所ではイエスが送る事になっているので、よく分からない。

「26 しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってつかわされる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、またわたしが話しておいたことを、ことごとく思い起させるであろう。」
「ヨハネによる福音書」第14章26節

ここでは、「聖霊」となっている。ただし、「聖なる精神」などと訳せる可能性もあり、何とも言えない。(英語やフランス語では「霊」と「精神」は同じ単語。)そもそも「真理の御霊」自体が「真理を持っている(悟っている)精神」というような意味だろう。

「26 わたしが父のみもとからあなたがたにつかわそうとしている助け主、すなわち、父のみもとから来る真理の御霊が下る時、それはわたしについてあかしをするであろう。」
「ヨハネによる福音書」第15章26節

ここでは、イエスが送る事になっているね。ただし、イエスは天の父の言うがままをしゃべっているだけなので、結局は天の父が送るのと同じ事だろう。

「26.あなたがたについて、わたしの言うべきこと、さばくべきことが、たくさんある。しかし、わたしをつかわされたかたは真実なかたである。わたしは、そのかたから聞いたままを世にむかって語るのである」。
27.彼らは、イエスが父について話しておられたことを悟らなかった。
28.そこでイエスは言われた、「あなたがたが人の子を上げてしまった後はじめて、わたしがそういう者であること、また、わたしは自分からは何もせず、ただ父が教えて下さったままを話していたことが、わかってくるであろう。」
「ヨハネによる福音書」第8章26節~28節

>9 あなたのうちに他の神があってはならない。あなたは外国の神を拝んではならない。

「81:10あなたの中に異国の神があってはならない。あなたは異教の神にひれ伏してはならない。」(新共同訳)

確か、ソロモン王はこれで失敗したんだよね。

「贅沢な暮しを好んだほかにも、ソロモン王にはまだ一つ、たいそう悪いくせがあった。
 王はつぎからつぎへと、勢力ある近隣の国から妃をむかえたのだ。それらの妃が、おつきの女官ばかりでなく、じぶんのあがめる神や、その祭りをつかさどる神官までも、ぞくぞく王宮の中につれこんだ。
 こうして、王宮の中で妃たちは、勝手にじぶんたちの神をおがむようになった。エジプトのイシスの神だの、フェニキアからきたバールの神などをはじめ、アジアやアフリカのいろいろな神をまつる祭壇が、エホバをただひとりの神として信じてきたイスラエルの王宮の中に、ごたごたと並ぶことになった。しかも王はそれを抑えるどころか、お気にいりの妃のごきげんをとるために、わざわざそんな異教の神の像をつくってやることまでしたらしい。」
「聖書物語・旧約物語」山室静著より

ただし、ソロモンが死んだ後に罰があるのだが。

補足
「1 ソロモン王は多くの外国の女を愛した。すなわちパロの娘、モアブびと、アンモンびと、エドムびと、シドンびと、ヘテびとの女を愛した。
2 主はかつてこれらの国民について、イスラエルの人々に言われた、「あなたがたは彼らと交わってはならない。彼らもまたあなたがたと交わってはならない。彼らは必ずあなたがたの心を転じて彼らの神々に従わせるからである」。しかしソロモンは彼らを愛して離れなかった。
3 彼には王妃としての妻七百人、そばめ三百人があった。その妻たちが彼の心を転じたのである。
4 ソロモンが年老いた時、その妻たちが彼の心を転じて他の神々に従わせたので、彼の心は父ダビデの心のようには、その神、主に真実でなかった。
5 これはソロモンがシドンびとの女神アシタロテに従い、アンモンびとの神である憎むべき者ミルコムに従ったからである。
6 このようにソロモンは主の目の前に悪を行い、父ダビデのように全くは主に従わなかった。
7 そしてソロモンはモアブの神である憎むべき者ケモシのために、またアンモンの人々の神である憎むべき者モレクのためにエルサレムの東の山に高き所を築いた。
8 彼はまた外国のすべての妻たちのためにもそうしたので、彼女たちはその神々に香をたき、犠牲をささげた。
9 このようにソロモンの心が転じて、イスラエルの神、主を離れたため、主は彼を怒られた。すなわち主がかつて二度彼に現れ、
10 この事について彼に、他の神々に従ってはならないと命じられたのに、彼は主の命じられたことを守らなかったからである。
11 それゆえ、主はソロモンに言われた、「これがあなたの本心であり、わたしが命じた契約と定めとを守らなかったので、わたしは必ずあなたから国を裂き離して、それをあなたの家来に与える。
12 しかしあなたの父ダビデのために、あなたの世にはそれをしないが、あなたの子の手からそれを裂き離す。
13 ただし、わたしは国をことごとくは裂き離さず、わたしのしもべダビデのために、またわたしが選んだエルサレムのために一つの部族をあなたの子に与えるであろう」。」
「列王紀上」第11章1節~13節

持つべきものは、立派な親父だね。笑

おまけ