参考資料2354 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

”東から来る忌わしき者”
「反キリストの最初の攻撃は教会に向けられる、という証言がある。次の四行詩がそれだ。

東から来る忌わしき者が決意する。
法王制はつまずく。信仰篤き者と不信心者との奇妙な葛藤。
群れは見捨てられたかに見えるが、
とりなしの聖なる謀り事が現われる。

 反キリスト(忌わしき者)は、東方から出現するようだ。大ざっぱな表現である。ロシア人か中国人かもしれないし、アラブ人でも日本人でもありうる。彼の計画は教会を破壊することでほぼその目的を達しかける。ノストラダムスによれば、”法王制がつまずく”からだ。明らかに、この戦争は”信仰者と不信仰者”が敵対する宗教戦争である。そのときキリスト教徒たちは、自分たちが神に”見捨てられた”と思うが、じつは恐怖を終わらせる”聖なる謀り事”が進められているのである。」
「ノストラダムスの極秘大予言」アーサー・クロケット著・南山宏訳より

感想
>東から来る忌わしき者が決意する。
法王制はつまずく。信仰篤き者と不信心者との奇妙な葛藤。
群れは見捨てられたかに見えるが、
とりなしの聖なる謀り事が現われる。

セカンドオピニオンを見てみよう。

The abomination from the East makes his purpose.
The papacy falters. A strange conflict between
The devout and the pagans. A flock seemingly
Forsaken, yet divine plans for intercession arise.
東からの憎むべき者がその目的を作り出す。
教皇制は挫折する。奇妙な衝突、それは
敬虔な者と不信心者と間で。信徒はあたかも
見捨てられたかのようだ。だが、調停のための神意の計画が持ち上がる。
引用元:https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/861.html

「東からの憎むべき者」から連想するのは、日蓮の予言である。

「第五の五百歳のとき、悪鬼の身に入れる大僧等、国中に充満せん。そのときに智人一人出現せん。かの悪鬼の入れる大僧等、ときの王・臣・万民等を語らいて、悪口罵詈、杖木瓦礫、梵帝・日月・四天等に申しくだされ、その時天変地妖盛んなるべし。
 国主等、そのいさめを用いずば、鄰国に仰せつけて、彼々の国々の悪王・悪比丘等をせめらるるならば、前代未聞の大闘諍・一閻浮提に起るべし。
 そのとき、日月所照の四天下の一切衆生、あるいは国を惜しみ、あるいは身を惜しむゆえに、一切の仏菩薩に祈りをかくとも験なくば、かの憎みつる一の小僧を信じて、無量の大僧等・八方の大王等・一切の万民、みな頭を地につけ、掌を合わせて一同に南無妙法蓮華経と唱うべし。例せば神力品の十神力のとき、十方世界の一切衆生、一人もなく娑婆世界に向って大音声を発ちて、南無釈迦牟尼仏・南無釈迦牟尼仏と一同に叫びしがごとし。」
「日蓮の予言」アポカリプス21研究会著より

「一閻浮提」(いちえんぶだい)とは全世界という意味。「前代未聞の大闘諍」はハルマゲドンと言われている。
また、「かの憎みつる一(ひとり)の小僧」は日蓮自身の事だと解釈されているようだが、日蓮の時代は世界的ではなかったので、これは「真理の御霊」(契約の使者)の事だと思われる。

2巻29番の詩
L'Oriental sortira se son siege,
Passer les monts Appenins, voir la Gaule,
Transpassera le ciel, les eaux & neige,
En un chacun frappera de sa gaule.(原文はロバーツ本)
東洋人が彼の本拠地から出て来るだろう
アペニン山脈を越えてゴール(現在のフランス,ベルギー,北イタリア)を見る
空、海と雪を越えて伝えるだろう
一人に対して誰もが長い棒で叩くだろう (20年ぐらい前の自分の訳)

東方の者がその座から出立するだろう、
アッペンニーノ山脈を越えて、ガリアを見るために。
彼は天の水と雪とを突き抜けて、
おのおのをその鞭で打ち据えるだろう。
引用元:https://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/575.html

補足
『ローマのペテロ』
「『聖マラキ予言書』に記された、111人の法王が去ったあと現われる偉大なる人物。同書の末尾にみえる。
ローマ教会の最後の受難のあいだローマのペテロ即位せん
彼は大いなる試練のうちに羊たちにエサを与え
その試練過ぎたるのち7つの丘はことごとく破壊され
恐るべき審判が人々に下されん
ここに「7つの丘」とあるのは、イタリアの首都ローマであり、「恐るべき審判」とは最終戦争ハルマゲドンをさしている。ペテロは、いまから1900年ほど前、現在のローマ・カトリックを開いた人物だ。このペテロのような使徒が再び現れ、迫害にあいながらも、メシアの到来と新しい時代の訪れを告げて人々に希望を与えるとこの予言書は語っている。最後の受難がいつか定かではないが、研究者の多くはその日が近いとみている。」
「悪魔の黙示666」高橋良典著(1982年)より

「さて、これまでの“正式”な法王あるいは対立法王と、この「ローマの人ペテロ」とが本質的に違うとすれば、それはいったいどこか? 法王選挙会議も戴冠式も、法王就任ミサも行われずに「ローマの人ペテロ」が法王座に昇るということになろう。
 したがって、バチカンに本拠をおくローマ法王庁が、その終わりのときに首座に迎える「ローマの人ペテロ」は教会出身の人間であろうとなかろうと、法王選挙会議で選ばれることはない。むろん、戴冠式も法王就任ミサも行われない・・・・。」
「聖マラキ 悪魔の予言書」ダニエル・レジュ著・佐藤智樹訳(1982年)より

>じつは恐怖を終わらせる”聖なる謀り事”が進められているのである。

1巻49番の詩
Beaucoup, beaucoup avant telles menees,
Ceux d'Orient par la vertu Lunaire,
L' An mil sept cens feront grands emmenees,
Subjugant presque le coin Aquilonaire. (原文はロバーツ本)
ある策略の遥かずっと以前
空想的な力によっての東洋の人々
先導された偉大な者達が1700年を作るだろう
アキロンの一隅をほとんど魅了している (20年ぐらい前の自分の訳)

そうした策謀のずっとずっと前に、
東方の人々は月の力によって、
一千七百年に大遠征を行うだろう、
アクィロの片隅をほとんど屈服させつつ。
引用元:https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/1264.html

今まで何度も書いたが、年号は暗号と考えている。その根拠は色々あるが、ノストラダムスは「息子セザールへの手紙」の中で「自分は現在(その手紙を書いたとき)から3797年までの絶えざる予言を書いた」と記していて、ノストラダムスの予言は、リシャール・ルーサの『諸時代の状態と変転の書』(1550年)が主要な参照元であったらしく、その書に「そのあとに太陽が7441年(西暦2242年)まで支配して、もしも世界が終わっていないのなら」とあり、(ノストラダムスの予言の)出版年の1555年に2242年を加えると3797年になるので、年号は暗号と考えている訳である。
補足:https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11942834764.html

6巻2番の詩
多かれ少なかれ580年頃に
人々は非常に奇妙な時代を待ちます
703年に(天国の証人)
なんといくつもの王の君臨が1から5に変化するだろう
引用元:https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-10338777518.html

普通に読めば、「終わりの時」の予言だろう。

五百八十より多いか少ないかの年に
とても奇妙な時代が待ち望まれるだろう。
七百と三の年には、-諸天がそれを証言している-
多くの王国が一から五に変わるだろう。
引用元:https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/153.html

おまけ