箴言 その23
「1 知恵ある子は父の教訓をきく、あざける者は、懲らしめをきかない。
2 善良な人はその口の実によって、幸福を得る、不信実な者の願いは、暴虐である。
3 口を守る者はその命を守る、くちびるを大きく開く者には滅びが来る。
4 なまけ者の心は、願い求めても、何も得ない、しかし勤め働く者の心は豊かに満たされる。
5 正しい人は偽りを憎む、しかし悪しき人は恥ずべく、忌まわしくふるまう。
6 正義は道をまっすぐ歩む者を守り、罪は悪しき者を倒す。
7 富んでいると偽って、何も持たない者がいる、貧しいと偽って、多くの富を持つ者がいる。
8 人の富はその命をあがなう、しかし貧しい者にはあがなうべき富がない。
9 正しい者の光は輝き、悪しき者のともしびは消される。
10 高ぶりはただ争いを生じる、勧告をきく者は知恵がある。
11 急いで得た富は減る、少しずつたくわえる者はそれを増すことができる。
12 望みを得ることが長びくときは、心を悩ます、願いがかなうときは、命の木を得たようだ。
13 み言葉を軽んじる者は滅ぼされ、戒めを重んじる者は報いを得る。」
旧約聖書「箴言」第13章1節~13節
感想
>7 富んでいると偽って、何も持たない者がいる、貧しいと偽って、多くの富を持つ者がいる。
「13:07富んでいると見せて、無一物の者がいる。貧乏と見せて、大きな財産を持つ者がある。」(新共同訳)
これは財産だけについての話ではないだろう。
「『初めであり、終りである者、死んだことはあるが生き返った者が、次のように言われる。
9 わたしは、あなたの苦難や、貧しさを知っている(しかし実際は、あなたは富んでいるのだ)。また、ユダヤ人と自称してはいるが、その実ユダヤ人でなくてサタンの会堂に属する者たちにそしられていることも、わたしは知っている。
10 あなたの受けようとする苦しみを恐れてはならない。見よ、悪魔が、あなたがたのうちのある者をためすために、獄に入れようとしている。あなたがたは十日の間、苦難にあうであろう。死に至るまで忠実であれ。そうすれば、いのちの冠を与えよう。
11 耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい。勝利を得る者は、第二の死によって滅ぼされることはない』。」
「ヨハネの黙示録」第2章8節~11節
現代人に置き換えると、クリスチャンの人がもっともらしく説法しても、その精神は実はサタンの会堂に属しているのかもしれない。
「主管牧師の性的虐待は、1991年頃から始まった。当初は成人女性が対象だったが、次第に低年齢化し、小学生までも対象になった。
主管牧師は宗教的カリスマにより被害者を心服させた後、「これは祝福だ」、「拒否すると地獄に落ちる」と称して性的虐待を行った。それでも拒否した場合は、「この娘には悪魔が憑いてる!」と触れ回わることで、精神的に拒否できない状況に追い込んでいった。」
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/聖神中央教会事件#犯行の手口
補足:https://ja.wikipedia.org/wiki/カトリック教会の性的虐待事件
>8 人の富はその命をあがなう、しかし貧しい者にはあがなうべき富がない。
「13:08財産が自分の身代金になる者もある。貧しい人は叱責を聞くことはない。」(新共同訳)
口語訳の方の「富」は財産ではないだろう。ただし、金に余裕がある事は心の余裕にも通じるので、大事である。
「30.イエスが答えて言われた、「ある人がエルサレムからエリコに下って行く途中、強盗どもが彼を襲い、その着物をはぎ取り、傷を負わせ、半殺しにしたまま、逃げ去った。
31.するとたまたま、ひとりの祭司がその道を下ってきたが、この人を見ると、向こう側を通って行った。
32.同様に、レビ人(びと)もこの場所にさしかかってきたが、彼を見ると向こう側を通って行った。
33.ところが、あるサマリヤ人(びと)が旅をしてこの人のところを通りかかり、彼を見て気の毒に思い、
34.近寄ってきてその傷にオリブ油とぶどう酒とを注いでほうたいをしてやり、自分の家畜に乗せ、宿屋に連れて行って介抱した。
35.翌日、デナリ二つを取り出して宿屋の主人に手渡し、『この人を見てやってください。費用がよけいにかかったら、帰りがけに、わたしが支払います』と言った。
36.この三人のうち、だれが強盗に襲われた人の隣り人になったと思うか」。
37.彼が言った、「その人に慈悲深い行いをした人です」。そこでイエスは言われた、「あなたも行って同じようにしなさい」。」
「ルカによる福音書」第10章30節~37節
補足情報:被害者のユダヤ人を日本人としたら、助けたサマリヤ人は韓国人のような関係の人。
一応、36節の解説。隣人愛を行ったのは誰ですかという事。
「25.するとそこへ、ある律法学者が現れ、イエスを試みようとして言った、「先生、何をしたら永遠の生命が受けられましょうか」。
26.彼に言われた、「律法にはなんと書いてあるか。あなたはどう読むか」。
27.彼は答えて言った、「『心をつくし、精神をつくし、力をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。また、『自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ』とあります」。
28.彼に言われた、「あなたの答えは正しい。そのとおり行いなさい。そうすれば、いのちが得られる」。 」
「ルカによる福音書」第10章25節~28節
>11 急いで得た富は減る、少しずつたくわえる者はそれを増すことができる。
「13:11財産は吐く息よりも速く減って行くが
手をもって集めれば増やすことができる。」(新共同訳)
口語訳の「富」は精神性の話だろう。だから、「真理の御霊」(契約の使者)が準備をする期間が20年も用意されているのだろう。
「小羊が第七の封印を解いた時、半時間ばかり天に静けさがあった。」
「ヨハネの黙示録」第8章1節
これが準備期間ではないだろうか。また、「ペテロの第二の手紙」第3章8節に「主にあっては、一日は千年のようであり、千年は一日のようである」とあり、一日を千年で考えると、半時間は30分なので1000÷24÷2=20.83333・・・・年より、大体20年。
月の支配の二十年が過ぎた。
七千年をこえて、その君主政を保つだろう。
太陽が残された日々を受け取るであろう時に、
私の予言は成就し、終わる。
引用元:https://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/446.html
補足:https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12449233875.html(昨日の記事)
>12 望みを得ることが長びくときは、心を悩ます、願いがかなうときは、命の木を得たようだ。
13 み言葉を軽んじる者は滅ぼされ、戒めを重んじる者は報いを得る。
「13:12待ち続けるだけでは心が病む。かなえられた望みは命の木。
13:13言葉を侮る者は滅ぼされ
戒めを敬う者は報われる。」(新共同訳)
「ペテロの第二の手紙」第3章のためにあるような言葉である。
「3 まず次のことを知るべきである。終りの時にあざける者たちが、あざけりながら出てきて、自分の欲情のままに生活し、
4 「主の来臨の約束はどうなったのか。先祖たちが眠りについてから、すべてのものは天地創造の初めからそのままであって、変ってはいない」と言うであろう。
5 すなわち、彼らはこのことを認めようとはしない。古い昔に天が存在し、地は神の言によって、水がもとになり、また、水によって成ったのであるが、
6 その時の世界は、御言により水でおおわれて滅んでしまった。
7 しかし、今の天と地とは、同じ御言によって保存され、不信仰な人々がさばかれ、滅ぼさるべき日に火で焼かれる時まで、そのまま保たれているのである。
8 愛する者たちよ。この一事を忘れてはならない。主にあっては、一日は千年のようであり、千年は一日のようである。
9 ある人々がおそいと思っているように、主は約束の実行をおそくしておられるのではない。ただ、ひとりも滅びることがなく、すべての者が悔改めに至ることを望み、あなたがたに対してながく忍耐しておられるのである。
10 しかし、主の日は盗人のように襲って来る。その日には、天は大音響をたてて消え去り、天体は焼けてくずれ、地とその上に造り出されたものも、みな焼きつくされるであろう。
11 このように、これらはみなくずれ落ちていくものであるから、神の日の到来を熱心に待ち望んでいるあなたがたは、
12 極力、きよく信心深い行いをしていなければならない。その日には、天は燃えくずれ、天体は焼けうせてしまう。
13 しかし、わたしたちは、神の約束に従って、義の住む新しい天と新しい地とを待ち望んでいる。」
「ペテロの第二の手紙」第3章3節~13節
待ち続ける人は楽なもので、「主」は忍耐し続けているらしい。もっとも、私はイエスはタイムワープして来ると思っているが。
おまけ