参考資料1944 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

イサクとリベッカの結婚 その1
「イサクはやがて結婚する年ごろになった。父のアブラハムは、息子のためによい嫁をみつけてやりたいと思ったが、近くにいる娘たちはみなカナン人だったので、気にいらなかった。カナン人は、エホバの神とはちがう神をおがんでいたからだ。
 イサクの嫁は、エホバの神を信じる娘でなくてはいけない。どこかにそんな娘はいないか、と探しているうちに、弟のナホルが、娘をいく人ももっていることをきいた。ナホルは、アブラハムがまえに住んでいたハランというところで、たいへん豊かに暮らしているということだった。
「ナホルの娘なら、うってつけだ。一族のつながりも強くなるし、エホバ以外の神を家にもちこまれるおそれもない。そうだ、ナホルの娘をもらおう。」
 アブラハムはこう考えると、信用のできる年とった召使をよんでたのんだ。
「ごくろうだが、イサクの嫁をさがしにハランまでいってくれ。弟のナホルが娘をいく人ももっているという。その中から、親切で働きもので、家庭をうまくおさめることができそうな娘を、ひとり選んできてもらいたいのだ。」
 召使の老人はよく事柄をのみこんでくれた。アブラハムは十一頭のらくだにぎっしり贈り物をつんで、すぐに出発させた。
 彼はむかしアブラハムが通った砂漠の道を、こんどは反対に西から東へととった。長い苦しい旅だった。ことに、砂漠や荒地をぬけていくわけだから、水のないのに苦しめられた。
 それでもある日の夕ぐれ時、老人はとうとう、めざすハランの町についた。
 ちょうど夕食の仕度をする頃だったから、そこにあった泉のところへ、つぎからつぎへと女たちが水をくみにきた。老人は疲れていたので、そこにらくだをとめてひと休みしながら、水くみにきた娘たちに声をかけた。
「だれか、わしに水を一ぱいのましてくれないか。」
 すると、ひとりの美しいむすめが、「さあ、どうぞ」といって、じぶんの水がめから、たっぷり水をのましてくれた。そればかりでなく、らくだたちにもたっぷりのませてやった。
 老人は、この娘の親切な心に感心して、若主人のイサクの嫁も、こんな人だとよいと思わずにいられなかった。」
「聖書物語・旧約物語」山室静著より

感想
>「だれか、わしに水を一ぱいのましてくれないか。」
 すると、ひとりの美しいむすめが、「さあ、どうぞ」といって、じぶんの水がめから、たっぷり水をのましてくれた。

「マタイによる福音書」にはこんな文章がある。

「あなたがたを受けいれる者は、わたしを受けいれるのである。わたしを受けいれる者は、わたしをおつかわしになったかたを受けいれるのである。
預言者の名のゆえに預言者を受けいれる者は、預言者の報いを受け、義人の名のゆえに義人を受けいれる者は、義人の報いを受けるであろう。
私の弟子(でし)であるという名のゆえに、この小さい者のひとりに冷たい水一杯でも飲ませてくれる者は、よく言っておくが、決してその報いからもれることはない」。」
「マタイによる福音書」第10章40節~42節

補足:https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12391376512.html

「わたしはまた、大群衆の声、多くの水の音、また激しい雷鳴のようなものを聞いた。それはこう言った、
「ハレルヤ、全能者にして主なるわれらの神は、
王なる支配者であられる。
わたしたちは喜び楽しみ、神をあがめまつろう。
小羊の婚姻の時がきて、
花嫁はその用意をしたからである。
彼女は、光り輝く、
汚れのない麻布の衣を着ることを許された。
この麻布の衣は、聖徒たちの正しい行いである」。
それから、御使(みつかい)はわたしに言った、「書きしるせ。小羊の婚宴に招かれた者は、さいわいである」。またわたしに言った、「これらは、神の真実の言葉である」。
そこで、わたしは彼の足もとにひれ伏して、彼を拝そうとした。すると、彼は言った、「そのようなことをしてはいけない。わたしは、あなたと同じ僕仲間(しもべなかま)であり、またイエスのあかしびとであるあなたの兄弟たちと同じ僕仲間である。ただ神だけを拝しなさい。イエスのあかしは、すなわち預言の霊である」。」
「ヨハネの黙示録」第19章6節~10節

以前にも書いたが、「ほふられた小羊」は「真理の御霊」(契約の使者)の事なので、ダブルミーニングで「小羊の婚姻」は「新しいエルサレム」以外の実際の婚姻の意味もあるのではないかと考えている。
そう考えると、「汚れのない麻布の衣を着ることを許された」とはどういう意味なのだろうか。誰にどう許されるというのだろうか。
縁があったので貼ってみました。http://godpresencewithin.web.fc2.com/pages/hitorigoto/leah.html

おまけ