参考資料1876 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

マタイによる福音書 その46
「彼らがガリラヤで集まっていた時、イエスは言われた、「人の子は人々の手にわたされ、
彼らに殺され、そして三日目によみがえるであろう」。弟子(でし)たちは非常に心をいためた。
彼らがカペナウムにきたとき、宮の納入金を集める人たちがペテロのところにきて言った、「あなたがたの先生は宮の納入金を納めないのか」。
ペテロは「納めておられます」と言った。そして彼が家にはいると、イエスから先に話しかけて言われた、「シモン、あなたはどう思うか。この世の王たちは税や貢(みつぎ)をだれから取るのか。自分の子からか、それとも、ほかの人たちからか」。
ペテロが「ほかの人たちからです」と答えると、イエスは言われた、「それでは、子は納めなくてもよいわけである。
しかし、彼らをつまずかせないために、海に行って、つり針をたれなさい。そして最初につれた魚をとって、その口をあけると、銀貨一枚が見つかるであろう。それをとり出して、わたしとあなたのために納めなさい」。」
「マタイによる福音書」第17章22節~27節

感想
>彼らがガリラヤで集まっていた時、イエスは言われた、「人の子は人々の手にわたされ、
彼らに殺され、そして三日目によみがえるであろう」。弟子(でし)たちは非常に心をいためた。

弟子は本当に心を痛めているのか、そんな事はないと言うとイエスに怒られるから心を痛めた振りをしているのか分からない。というのは、ペテロがそんな事はありませんと言ったら激怒された事があるから。

「この時から、イエス・キリストは、自分が必ずエルサレムに行き、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえるべきことを、弟子たちに示しはじめられた。
すると、ペテロはイエスをわきへ引き寄せて、いさめはじめ、「主よ、とんでもないことです。そんなことがあるはずはございません」と言った。
イエスは振り向いて、ペテロに言われた、「サタンよ、引きさがれ。わたしの邪魔をする者だ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている」。」
「マタイによる福音書」第16章21節~23節

確か、ペテロの方がかなり年上だと思った。ちょっと裏が取れなかったが、こんな文章は見つけた。

「伝承では、ペトロはイエスと出会った時には既に比較的高齢であったという。共観福音書はいずれもペトロの姑がカファルナウムの自宅でイエスに癒される姿を記しており、ここからペトロが結婚していたことが分かる。」
引用元:https://www.sekainorekisi.com/my_keywords/ペトロ%EF%BC%88ローマ教皇%EF%BC%89/

また、本当に心を痛めていたら、イエスが蘇ったと聞いたらすぐに喜ぶだろう。

「[週の初めの日の朝早く、イエスはよみがえって、まずマグダラのマリヤに御自身をあらわされた。イエスは以前に、この女から七つの悪霊を追い出されたことがある。
マリヤは、イエスと一緒にいた人々が泣き悲しんでいる所に行って、それを知らせた。
彼らは、イエスが生きておられる事と、彼女に御自身をあらわされた事とを聞いたが、信じなかった。
この後、そのうちのふたりが、いなかの方へ歩いていると、イエスはちがった姿で御自身をあらわされた。
このふたりも、ほかの人々の所に行って話したが、彼らはその話を信じなかった。
その後、イエスは十一弟子(でし)が食卓についているところに現れ、彼らの不信仰と、心のかたくななことをお責めになった。彼らは、よみがえられたイエスを見た人々の言うことを、信じなかったからである。」
「マルコによる福音書」第16章9節~14節

弟子たちは全く信じていないので、普段は信じたふりをしていたとしか思えない。まぁ、泣き悲しんでいるので、心を痛めていた事は本当なのだろう。

>彼らがカペナウムにきたとき、宮の納入金を集める人たちがペテロのところにきて言った、「あなたがたの先生は宮の納入金を納めないのか」。
ペテロは「納めておられます」と言った。そして彼が家にはいると、イエスから先に話しかけて言われた、「シモン、あなたはどう思うか。この世の王たちは税や貢(みつぎ)をだれから取るのか。自分の子からか、それとも、ほかの人たちからか」。
ペテロが「ほかの人たちからです」と答えると、イエスは言われた、「それでは、子は納めなくてもよいわけである。

ペテロはその場逃れの嘘を吐いたのかな。「宮の納入金を集める人たち」が間違えると思えないし、イエスも屁理屈で自分たちは払わなくて良いみたいな事を述べているしね。
全くもってペテロは歳ばかり取ってダメな奴の典型だね。

>しかし、彼らをつまずかせないために、海に行って、つり針をたれなさい。そして最初につれた魚をとって、その口をあけると、銀貨一枚が見つかるであろう。それをとり出して、わたしとあなたのために納めなさい」。

やはり、払っていなかったか。ペテロの性根を叩き直した方がいい。
イエスがその気になれば、パンと魚を増やしたように金貨も増やせるんだろうけどね。そんな事をしたら、弟子たちがつまずいちゃうからね。

因みに、ここでは屁理屈で税金は払わなくて良いみたいな事を述べているが、税金を払うべきだと述べている箇所もある。

「そのときパリサイ人(びと)たちがきて、どうかしてイエスを言葉のわなにかけようと、相談した。
そして、彼らの弟子(でし)を、ヘロデ党の者たちと共に、イエスのもとにつかわして言わせた、「先生、わたしたちはあなたが真実なかたであって、真理に基いて神の道を教え、また、人に分け隔てをしないで、だれをもはばかられないことを知っています。
それで、あなたはどう思われますか、答えてください。カイザルに税金を納めてよいでしょうか、いけないでしょうか」。
イエスは彼らの悪意を知って言われた、「偽善者たちよ、なぜわたしをためそうとするのか。
税に納める貨幣を見せなさい」。彼らはデナリ一つを持ってきた。
そこでイエスは言われた、「これは、だれの肖像、だれの記号か」。
彼らは「カイザルのです」と答えた。するとイエスは言われた、「それでは、カイザルのものはカイザルに、神のものは神に返しなさい」。
彼らはこれを聞いて驚嘆し、イエスを残して立ち去った。」
「マタイによる福音書」第22章15節~22節

もっとも、払うべきと言わなければ済まなないような話だが。イエスは頭が切れそうだが、詭弁家だよね。

おまけ