参考資料1663 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

テトスへの手紙 その3
「1.あなたは彼らに勧めて、支配者、権威ある者に服し、これに従い、いつでも良いわざをする用意があり、
2.だれをもそしらず、争わず、寛容であって、すべての人に対してどこまでも柔和な態度を示すべきことを、思い出させなさい。
3.わたしたちも以前には、無分別で、不従順な、迷っていた者であって、さまざまの情欲と快楽との奴隷になり、悪意とねたみとで日を過ごし、人に憎まれ、互に憎み合っていた。
4.ところが、わたしたちの救主なる神の慈悲と博愛とが現れたとき、
5.わたしたちの行った義のわざによってではなく、ただ神のあわれみによって、再生の洗いを受け、
6.聖霊により新たにされて、わたしたちは救われたのである。この聖霊は、わたしたちの救主イエス・キリストをとおして、わたしたちの上に豊かに注がれた。
7.これは、わたしたちが、キリストの恵みによって義とされ、永遠のいのちを望むことによって、御国(みくに)をつぐ者となるためである。
8.この言葉は確実である。わたしは、あなたがそれらのことを主張するのを願っている。それは、神を信じている者たちが、努めて良いわざを励むことを心がけるようになるためである。これは良いことであって、人々の益となる。
9.しかし、愚かな議論と、系図と、争いと、律法についての論争とを、避けなさい。それらは無益かつ空虚なことである。
10.異端者は、一、二度、訓戒を加えた上で退けなさい。
11.たしかに、こういう人たちは、邪道に陥り、自ら悪と知りつつも、罪を犯しているからである。
12.わたしがアルテマスかテキコかをあなたのところに送ったなら、急いでニコポリにいるわたしの所にきなさい。わたしは、そこで冬を過ごすことにした。
13.法学者ゼナスと、アポロとを、急いで旅につかせ、不自由のないようにしてあげなさい。
14.わたしたちの仲間も、さし迫った必要に備えて、努めて良いわざを励み、実を結ばぬ者とならないように、心がけるべきである。
15.わたしと共にいる一同の者から、あなたによろしく。わたしたちを愛している信徒たちに、よろしく。
恵みが、あなたがた一同と共にあるように。」
「テトスへの手紙」第3章1節~15節

感想
>1.あなたは彼らに勧めて、支配者、権威ある者に服し、これに従い、いつでも良いわざをする用意があり、

「マタイによる福音書」第7章28節~29節の「28.イエスがこれらの言(ことば)を語り終えられると、群衆はその教にひどく驚いた。29.それは律法学者たちのようにではなく、権威ある者のように、教えられたからである」の「権威ある者」を従来のクリスチャンが「天の父」と考えている理由が分かった。ただし、私は「マタイによる福音書」第7章29節の「権威ある者」は巷の権力者と考えている。
補足:https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12338259574.html

>5.わたしたちの行った義のわざによってではなく、ただ神のあわれみによって、再生の洗いを受け、
6.聖霊により新たにされて、わたしたちは救われたのである。この聖霊は、わたしたちの救主イエス・キリストをとおして、わたしたちの上に豊かに注がれた。

当時は肉体を持った御使いが現われたり、聖霊による洗礼なるものが施されていたり、常識では考えられないような状態だったので、人の義が軽んじられていたようだが、イエスが再臨する前の「終わりの時」に最も大事な事は行為義認と信仰義認である。

「1.五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、
2.突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起ってきて、一同がすわっていた家いっぱいに響きわたった。
3.また、舌のようなものが、炎のように分れて現れ、ひとりびとりの上にとどまった。
4.すると、一同は聖霊に満たされ、御霊(みたま)が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。」
「使徒行伝」第2章1節~4節

以前は、潜在意識的なものが表に出て来ているだけだと思っていたが、UFO的な何かが原因と考えている。(ファティマの奇跡的な事。)

「14.エルサレムにいる使徒たちは、サマリヤの人々が、神の言(ことば)を受け入れたと聞いて、ペテロとヨハネとを、そこにつかわした。
15.ふたりはサマリヤに下って行って、みんなが聖霊を受けるようにと、彼らのために祈った。
16.それは、彼らはただ主イエスの名によってバプテスマを受けていただけで、聖霊はまだだれにも下っていなかったからである。
17.そこで、ふたりが手を彼らの上においたところ、彼らは聖霊を受けた。」
「使徒行伝」第8章14節~17節

これが「聖霊による洗礼」だろう。

「29.主よ、いま、彼らの脅迫に目をとめ、僕(しもべ)たちに、思い切って大胆に御言葉(みことば)を語らせて下さい。
30.そしてみ手を伸ばしていやしをなし、聖なる僕イエスの名によって、しるしと奇跡とを行わせて下さい」。
31.彼らが祈り終えると、その集まっていた場所が揺れ動き、一同は聖霊に満たされて、大胆に神の言(ことば)を語り出した。」
「使徒行伝」第4章29節~31節

肉体を持った御使いが現われていなかったら、現代と同じ暗示効果だと思うが、一応、地震らしきものも起こっているしね。

「17.そこで、大祭司とその仲間の者、すなわち、サドカイ派の人たちが、みな嫉妬(しっと)の念に満たされて立ちあがり、
18.使徒たちに手をかけて捕え、公共の留置場に入れた。
19.ところが夜、主の使が獄の戸を開き、彼らを連れ出して、言った、
20.「さあ行きなさい。そして、宮の庭に立ち、この命の言葉を漏れなく、人々に語りなさい」。」
「使徒行伝」第5章17節~20節

とにかく、奇跡より「人の義」(行為義認)と「イエス信仰」(信仰義認)が大事である。

「21.わたしにむかって、『主よ、主よ』と言う者が、みな天国にはいるのではなく、ただ、天にいますわが父の御旨(みむね)を行う者だけが、はいるのである。
22.その日には、多くの者が、わたしにむかって『主よ、主よ、わたしたちはあなたの名によって預言したではありませんか。また、あなたの名によって悪霊を追い出し、あなたの名によって多くの力あるわざを行ったではありませんか』と言うであろう。
23.そのとき、わたしは彼らにはっきり、こう言おう、『あなたがたを全く知らない。不法を働く者どもよ、行ってしまえ』。 」
「マタイによる福音書」第7章21節~23節

>9.しかし、愚かな議論と、系図と、争いと、律法についての論争とを、避けなさい。それらは無益かつ空虚なことである。

クリスチャン同士の近親憎悪は全く愚かな話である。イエスが再臨したとしたら、論争をしているような人たちは全員、『あなたがたを全く知らない。不法を働く者どもよ、行ってしまえ』と言われるだろう。

>10.異端者は、一、二度、訓戒を加えた上で退けなさい。

ただし、イエスは異邦人が神の国を受け継ぐと述べているが。

「42.イエスは彼らに言われた、「あなたがたは、聖書でまだ読んだことがないのか、
『家造りらの捨てた石が
隅(すみ)のかしら石になった。
これは主がなされたことで、
わたしたちの目には不思議に見える』。
43.それだから、あなたがたに言うが、神の国はあなたがたから取り上げられて、御国(みくに)にふさわしい実を結ぶような異邦人に与えられるであろう。」
「マタイによる福音書」第21章42節~43節

因みに、原文には「異邦人」という言葉はない。

「118:17 わたしは死ぬことなく、生きながらえて、主のみわざを物語るであろう。
118:18 主はいたくわたしを懲らされたが、死にはわたされなかった。
118:19 わたしのために義の門を開け、わたしはその内にはいって、主に感謝しよう。
118:20 これは主の門である。正しい者はその内にはいるであろう。
118:21 わたしはあなたに感謝します。あなたがわたしに答えて、わが救となられたことを。
118:22 家造りらの捨てた石は隅のかしら石となった。
118:23 これは主のなされた事でわれらの目には驚くべき事である。
118:24 これは主が設けられた日であって、われらはこの日に喜び楽しむであろう。」
「詩篇」第118章17節~24節

「異端者」と解釈してもいいかもしれない。
補足:https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12333904558.html

おまけ