参考資料1094 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

スフェア細胞 その4
「研究室メンバーの出張により、研究ディスカッションが1週間延期となり、バカンティ先生から与えられた宿題の発表まで2週間の期間があった。論文を読んだ私の結論は、本当にバカンティ先生の仮説通りにスポアライクステムセルが全身の組織に存在し、幹細胞として全組織の修復や維持のために機能しているなら、「現在、存在が確認されている成体幹細胞をスポアライクステムセルから生み出すことができるのではないか」ということと、「スポアライクステムセルは各組織に特異的な細胞になる前の幼弱な性質を保持しているのではないか」ということだった。
 自分なりの学説を述べるためには、その考えを補佐する実験データも提示したい。スフェアの培養法は浮遊培養と呼ばれ、培養されている細胞は培養皿の底面に接着していない。浮遊と名前がついているが、実際には重力が働いているので、培地で満たされた培養皿の表面に球形の細胞塊がコロコロと転がっているように見える。初めてスフェアを見た時は、なぜだかこうしていないと(球形にならないと)生きられないのよ、と細胞が訴えているような、生体内で起こる現象とは異質なもののように思えた。直径が50マイクロメートルほどのものもあれば、150マイクロメートルを超えるものもあり、球形の細胞塊の表面も滑らかに見えるものから、ぽこぽことした表面の細胞塊までさまざまだった。このように骨髄細胞からできたスフェアは一つひとつ大きさや形状が異なっていたので、それぞれが異なる性質を持つ可能性が考えられた。たとえばスポアライクステムセル由来のスフェアがあったとしても、どれが正解かわからなかった。そこで、スフェアを1個ずつ、それぞれの遺伝子の発現を調べることにした。
 遺伝子の発現は細胞の種類によって異なり、皮膚なら皮膚特有の遺伝子発現があり、血球なら血球特有の遺伝子発現がある。そのため、多くの場合、発現している遺伝子の種類を調べれば、細胞の種類を特定することができる。遺伝子の発現を調べるためにはリボ核酸(RNA)と呼ばれる核酸を抽出して解析する必要がある。数種類ある遺伝子発現解析手法の中でも、今回は発現量の違いではなく、特定の遺伝子の発現の有無を調べるのに適した検出感度の高い実験手法である逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR,Reverse Transcription Polymerase Chain Reaction)を用いた。これなら研究室にある高速遠心機とサーマルライクラーだけで実験が可能だった。
 ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)は微量なDNAを増幅させ、その有無を明示することができる実験手法だが、RNAは直接PCRで増幅させることができない。RT-PCRは、RNAを鋳型にして、cDNA(complementary DNA:相補的DNA)を合成する逆転写(Reverse Transcription)と呼ばれる操作を行い、合成されたcDNAからPCRを行うことで、目的の遺伝子の発現の有無を知ることができる解析手法である。」
「あの日」小保方晴子著より

感想
>論文を読んだ私の結論は、本当にバカンティ先生の仮説通りにスポアライクステムセルが全身の組織に存在し、幹細胞として全組織の修復や維持のために機能しているなら、「現在、存在が確認されている成体幹細胞をスポアライクステムセルから生み出すことができるのではないか」ということと、「スポアライクステムセルは各組織に特異的な細胞になる前の幼弱な性質を保持しているのではないか」ということだった。

という事はスポアライクステムセルという幹細胞は普段は眠っていて何らかの信号を受けると活動し出すという可能性もあるのかな。
というのは、もう30年以上前に根性焼きばかりやっていた時期がありタバコでやると皮膚が切れる形で水ぶくれにならないのだが、マッチ棒の頭を置いて火を付けると水ぶくれになる。ある時、マッチ棒の頭が血管の弾力か何かで飛んで水ぶくれになりそうなのにならなかった痕が付いた事があった。それから30年何の音沙汰もなかったのだが、自分で開発した呼吸法で脳が酸欠になるぐらい苦しい呼吸法を数週間やっていた時期に、急にその部分が血豆状の水ぶくれになりその後1週間ぐらいで何もなくなったのだが、明らかに痕が薄く完治したというような状態になっていた。
また、こんな話もあるしね。http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11547489661.html
念のため、念力のせいだとは全く思っていないが、たまたま何かの信号が送られた可能性はあると思っている。

補足
「当時、研究ディスカッションのたびにバカンティ先生からSpore-like Stem Cells(スポアライクステムセル:胞子様幹細胞)の話がでた。スポアライクステムセルとは、バカンティ先生が2001年に提唱した概念で、非常に小さな胞子のようにストレスに強い共通の幹細胞が全身の組織に存在しているというものだった。通常、皮膚には皮膚の幹細胞が、神経には神経の幹細胞が存在していて、組織の修復・維持を担っていると考えられている。たとえば、皮膚が傷ついた時に修復を行うのは皮膚に存在する幹細胞に限定されていて、同様に筋肉が傷ついた時に修復を行うのは筋肉に存在する幹細胞に限定されている。このように各組織に存在する幹細胞の分化能は限定的であり、他の組織になることができないと考えられていた。この考えに対して、バカンティ先生の仮説は、すべての組織に共通する、いわばスーパー幹細胞が存在しているのではないか、というものだった。」
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12167195609.html

不思議な事と言えば、こういうのどう思います?http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11286437943.html
スピリチュアル好きな人よりキリスト教の携挙を信じる人に考えて貰いたい。

おまけ


ギミック:http://imimatome.com/katakanagonoimi/katakana55.html
モラトリアム:http://imimatome.com/katakanagonoimi/katakana50.html