参考資料889 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

選ばれた民族
「現代の思潮は、少しでも人種差別めいたことには厳しく批判的だが、その“現代の思潮”も時代によって目まぐるしく変わりつづけてきたことを忘れてはならない。思潮の変化の目まぐるしさといえば、たとえばソ連である。現在シベリアの強制収容所に閉じこめられている人びとが口にするのは、ほんの数年前(注:この本の原文は1984年のもの)まではスターリンから押しつけられていた意見なのだ。
“神は自分にかたどって人を創造した”というが、その神は時代に合わせて自分を変えている―――人種差別をしたり、人種差別に反対したり、奴隷制度支持派にも奴隷制度反対派にもなり、資本主義にも共産主義にも、カトリックにもプロテスタントにもなり、戦争を支持し、また反対し、妊娠中絶に賛成したり反対したりしてきた―――そればかりか反ユダヤ主義者にもなっている。
 古代の予言者たちは“宇宙精神”がそのような存在だとは知らなかった―――知っていたのは偉大な“宇宙精神”が「わたしの意志に従いなさい」と命令する部分だけだった。
 好むと好まざるとにかかわらず、予言者の教えにしたがえば、“宇宙精神”が人類を選んだのは、そうすることが神の意志であるという理由以外には何もなかった。また同様の理由で、全人類の中からひとつの国を、召し使いの国として選んだ―――それがイスラエルである。最終的に世界を統治することになるのは、この国だというのだ。
 キリスト教の教育者の中には、神が“みずからの意志で何かを行う”ことをそのまま認める人もいるが、やはり大多数は“神は自分にかたどって人を創造した”という教義に、大いに矛盾を感じている。
 粉石鹼のメーカーが、顧客に気に入ってもらえる製品を作り出すのに似て、教会もその“顧客”の気に入る神様を探し求めるようだ。もちろん中には、わずかだがそんな批判と無縁な人物がいる。バプテスト派のすぐれた牧師、故チャールズ・ハドン・スパージョン師はかつて、人間にとって《神はその玉座以外なら、どこにでもおられる》と述べたことがある。
 もちろん、十六世紀の宗教改革者でプロテスタント(新教)を確立したあの有名なジョン・カルヴァンの出現によって、絶対的な神の意志の完全性と神の予定説の教義が提議され、神学体系がすっかり塗り替えられるさわぎになった。
 しかし本書では、キリスト教会のさまざまな分派が信じる教義や、キリスト教会の現代の指導者が、過去や現在に何を宣教してきたかを論じるつもりはない。わたしたちは、予言者が教え、予言してくれたことと、予言者がその存在を信じてきた“偉大な宇宙精神”が、人類の意志とは関係なく“みずからの意志”によって行うこと、それだけに問題をしぼるとしよう。」
「Ⅴ・ダンスタンの終末大予言(下)」ヴィクター・ダンスタン著・幸島研次訳より

感想
>キリスト教の教育者の中には、神が“みずからの意志で何かを行う”ことをそのまま認める人もいるが、やはり大多数は“神は自分にかたどって人を創造した”という教義に、大いに矛盾を感じている。

キリスト教関係の人のブログを読んでいると、この一節(神は自分にかたどって人を創造した)と元は塵だか土だかをこねて作ったのが人間なので皆平等で神だけを畏れよみたいな事がよく書いてあるが、どこまで本気で信じているのか謎である。世界に3000人ぐらいは地球が真っ平だと信じている人がいるらしいからね。その人たちに言わせると、NASAとかが見せる丸く青い地球の画像は捏造だそうである。(何の陰謀なんだろうね。)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E5%B9%B3%E9%9D%A2%E5%8D%94%E4%BC%9A

>全人類の中からひとつの国を、召し使いの国として選んだ―――それがイスラエルである。最終的に世界を統治することになるのは、この国だというのだ。

私も、世界でどれぐらいの人が信じているのか知らないが、怪しい「スマイル・メッセージ」から引用させて貰おう。

「いよいよ地球の生命体がこの惑星の子宮を離れ、星々へと歩み出すときがやってきた。
生命の種は、一連のバイオ・メカニカル・ステージを経て、段階的に進化するための青写真を含むヌクレオチドの鋳型として、数十億年前、君たちの惑星にばらまかれたのだ。
進化のゴールは、君たちの惑星間的両親が帰還を待っている銀河系ネットワークと通信をして、そこへ帰還することができるように神経系を作り出すことにある。
地球の生命体は、今やその中間にまで差し掛かってきている。自身を確立し、幼生期の変成を経て、第7の脳のステージへと至るこの道の──。
君たちの種の中で、最も知的、進歩的、かつ勇敢な者たちを集めよ。男女の比率は同等にせよ。あらゆる人種、国家、宗教を彼らによって代表させるのだ。
君たちは遺伝子コードの化学的構造の中に、不死性のカギを見出そうとしている。君たちはその中に生命の聖典を発見することだろう。不死の責任を、引き受けるときがきたのだ。もう死ぬ必要はなくなったのである。君たちは神経系の化学組成の中に、知性を増大化するカギを見出すだろう。ある種の化学物質をうまく使用すれば、遺伝子コードを神経系によって解読することができるようになるだろう。
君たちの惑星の生命体はすべてひとつであり、そのすべてが故郷へ帰還しなくてはならない。完全な自由、責任と種を超越した調和が、故郷への帰還を可能にするだろう。種族や文化、国籍によっている幼生的アイデンティティーは超越しなくてはならない。生命に対してのみ、忠誠を誓うのだ。生き残るためには、帰還の旅をするしか道はない。
日本人は君たちの惑星で最も進化した種族だから、君たちの仲間を保護してくれるだろう。
我々は、星々に目を向けるときがきたことを示すために、君たちの太陽系に彗星を送っている。
故郷に帰還したとき、君たちは新たな知恵と力を与えられるだろう。君たちの精子である宇宙船は、地球の生命体が開花したことを意味するのだ。仲間が集められ、旅が開始されるやいなや、戦争、貧困、憎悪、恐怖といったものは君たちの惑星から消え失せ、最古の予言と、そして天国のビジョンが実現化するだろう。
変異せよ!
故郷へと凱旋するのだ。
1973年7月23日 」

「2.また、もうひとりの御使が、生ける神の印を持って、日の出る方から上って来るのを見た。彼は地と海とをそこなう権威を授かっている四人の御使にむかって、大声で叫んで言った、
3.「わたしたちの神の僕(しもべ)らの額に、わたしたちが印をおしてしまうまでは、地と海と木とをそこなってはならない」。
4.わたしは印をおされた者の数を聞いたが、イスラエルの子らのすべての部族のうち、印をおされた者は十四万四千人であった。
5. ユダの部族のうち、一万二千人が印をおされ、
ルベンの部族のうち、一万二千人、
ガドの部族のうち、一万二千人、
6. アセルの部族のうち、一万二千人、
ナフタリの部族のうち、一万二千人、
マナセの部族のうち、一万二千人、
7. シメオンの部族のうち、一万二千人、
レビの部族のうち、一万二千人、
イサカルの部族のうち、一万二千人、
8. ゼブルンの部族のうち、一万二千人、
ヨセフの部族のうち、一万二千人、
ベニヤミンの部族のうち、
一万二千人が印をおされた。
9.その後、わたしが見ていると、見よ、あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、数えきれないほどの大ぜいの群衆が、白い衣を身にまとい、しゅろの枝を手に持って、御座(みざ)と小羊との前に立ち、
10.大声で叫んで言った、
「救は、御座にいますわれらの神と
小羊からきたる」。 」
「ヨハネの黙示録」第7章2節~10節

以前にも書いたが、第14章にも出て来る14万4千人はマヤの暦が終わった2012年12月21日(うるう年を入れると2015年9月3日らしい)以降に生まれる「終わりの時」の子供達だろう。それにイスラエルの部族というのは比喩臭い。

「この歌は、地からあがなわれた十四万四千人のほかは、だれも学ぶことができなかった。彼らは、女にふれたことのない者である。彼らは、純潔な者である。そして、小羊の行く所へは、どこへでもついて行く。彼らは、神と小羊とにささげられる初穂として、人間の中からあがなわれた者である。彼らの口には偽りがなく、彼らは傷のない者であった。」
「ヨハネの黙示録」第14章3節~5節

おまけ