参考資料831 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

「失楽園後の「アダムとエバの生涯」とは」の続き
「すると、神の言葉を仲介する天使ミカエルが現れ、こう言った。

「神の人セツよ、私はそなたに言う。
そなたの父アダムに、その身体の苦痛のため、憐れみの木の油を塗ろうとして祈り、願って泣くのはやめなさい。
私はそなたに言う。
5500年が満たされた終わりの日々でなければ、どんなことをしてもその樹から受け取ることはできないのである。(中略)
セツよ、そなたは自分の父アダムのところへ行きなさい。
彼の寿命の時は満ちたのであるから」(41~43節)

 こうして、アダムの悔い改めは神の聞き入れるところとならず、天使ミカエルの預言どおり、アダムは六日後に息をひきとったのである。そして、その日から六日後、エバもみずからの死を悟り、息子と娘を集め、皆にこう言い残した。

「わが子らよ、私の言うことを聞いてください。
私は次のことをあなたがたに報告します。
私とあなたのお父さんは神の戒めを破りました。
そして、天使長ミカエルは私たちに次のように言いました。
『そなたたちの罪ゆえに、私たちの主はそなたたちの子孫の上に、その裁きという怒りを、最初には水を通して、次には火を通して降ろされるであろう。
主はこの二つによって全人類を裁かれる』と。
さて、わが子らよ、私の言うことを聞いてください。
ですから、あなたがたには石の板と、もうひとつ粘土の板を作って、それに私とあなたがたのお父さんとの生涯、つまり私たちから聞いたこと、そして見たことを書いてください。
もしも主が水をもって私たち人類を裁かれるなら、土でできた板は溶けますが、石の板が残るでしょう。
もし火をもって私たち人類を裁かれるなら、石の板はこわれますが、粘土板は焼かれて固くなるでしょう」(49~50節)

 エバは以上のことを子らに言うと、天に向かって手をひろげて祈り、ひざを折って地にかがみ、主を礼拝し、感謝しながら息をひきとったのである。
 アダムとエバの生涯―――なんという悲劇の生涯だろう。神によって生み出された純粋無垢な彼らはエデンの園に連れて行かれ、彼らの管理者であった天使がちょっと目をはなしたスキに、エバに近づいたサタンの化身=蛇にそそのかされ、知恵の木の実を食べてしまっただけで、一生、悔い改めの日々をおくらなければならなかったとは・・・・。しかも、彼ら二人の祈りを死ぬまで神は無視しつづけた。
 これこそが、正典である『旧約聖書』の「創世記」に書かれなかったアダムとエバの真実の生涯だったのである。」
「封印された【黒聖書】の真実」並木伸一郎著より

感想
>5500年が満たされた終わりの日々でなければ、どんなことをしてもその樹から受け取ることはできないのである。

私は「知恵の木の実」を食べたのも全ては「神の計画」だと考えている。(もちろん「知恵の木の実」を食べて自我が芽生えたのは比喩だと思っている。)
全ては「終わりの時」に「いのちの木の実」(これも比喩で不老不死になる)を食べられる人と食べられない人に選別するためである。
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12016974827.html(リンク先もクリックして下さい。)
因みに、不老不死についてはスマイル・メッセージや日蓮の予言にも書かれている。
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11259529920.html
参考までに、新約聖書では「永遠の生命」は連呼されているが旧約聖書ではそうではないらしい。
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12039880525.html(感想の所。)

補足:http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11699273722.html

おまけ