UFOと予言「少しだけ先の未来」
「「UFOと予言」を考える場合、「UFO」と「予言」はその各々で評価せず、むしろ同一のものとして考える必要がある。なぜならば、もともとUFOは予言としての性質を持っているからだ。
UFOを解釈しようとする考え方の一つに、それが我々の文化を追従しつつ、その時代の科学技術の可能性や考え方などの「少しだけ先の未来」が反映されているという解釈がある。UFOが我々の意識に現れてから時間が経過していく中で、必然的に多くの研究家がその傾向に気づいた。
簡単に説明してみよう。まず現代的なUFO(当時は「空飛ぶ円盤」)の発端は1947年、米レイニア山上空を飛ぶ9機の未確認飛行物体を自家用飛行機から目撃したというケネス・アーノルド事件からとされている。しかし、この件を説明するにはもう少し時代をさかのぼった方がわかりやすい。なぜならば、それ以前から本来的な意味でのUFO、つまり「未確認飛行物体」の目撃は多数記録され、それからUFOに至るまでの中に、この解釈を理解する過程がよく見て取れるからだ。
たとえば、1878年あたりから「幽霊飛行船」と呼ばれた未確認飛行物体が相次いで目撃され話題になっている。この飛行物体にはプロペラや客室が付いていたりと、今思えば随分古風な飛行物体であったが、この当時まだ実験飛行段階であった本物の飛行船の開発とリンクし、その「少しだけ先の未来」の反映を見ることができる。幽霊飛行船は常に実際の飛行船よりほんの少し速く飛行することができ、幽霊飛行船で予告されていたことが、その後本物の飛行船で実現した例もあった。
それを過ぎると、第二次大戦中に戦闘機の周りをあざけるように飛び回ったとされる謎の光体「フーファイター(幽霊戦闘機)」、1946年のスウェーデンを皮切りにヨーロッパ各地で目撃され、敗戦したナチスドイツの技術を得てソ連が開発した新型の秘密兵器かと噂された「ゴースト・ロケット」などの未確認飛行物体が登場する。飛行船が目新しくなくなった頃、それは戦闘機やロケットという「少しだけ先の未来」へと姿を変えたというわけだ。
未確認飛行物体が、我々がよく知るところの「UFO」、つまり円盤型の宇宙船となるのはその直後だ―――この後、この現象は世間の注目を大きく浴びることによって年々複雑さを増していくが、UFOの振る舞いと動向を広い視点で眺めれば、この解釈が成り立つことが外れることはない。
80年代の終わり頃から三角形UFOが数多く目撃されたようになった。これは、ようやく極秘扱いが解かれた三角形に近い奇妙なフォルムをした軍事用ステルス航空機の出現とリンクしているという点で、「幽霊飛行船」の事件との類似性を感じさせる。
そして現在進行形なのが「ドローンズ」や「ストレンジクラフト」と呼ばれる一風変わった新型のUFOだ。このUFOはかなり小さく、その小ささから無人の偵察機のようなものだとされている。また既存のUFOのあの流線的でフラットなフォルムから大きく離れて、むしろプリミティブな機械を感じさせるフォルムをしている。この新型UFOは、最近注目されることが多くなったUAV(軍用の無人航空機)とリンクしていると言えるだろう。UAVは先の新型UFOと同じくドローンとも呼ばれ、単純なものは50年代からあるようだが、筆者がその存在を強く意識したのは、むしろドローンズ/ストレンジクラフトの出現によってであった。
当初、標的や偵察用として使われていたUAVはコンピュータや遠隔操作技術の発展に伴い驚異的な発展を遂げ、現在は戦闘能力を持つに至っている。それは無人殺傷兵器が戦闘の要となる「少しだけ先の未来」の不気味な戦争のヴィジョンを喚起させる。」
「検証 予言はどこまで当たるのか」ASIOS・菊池聡・山津寿丸著より
感想
私の持論のUFOには未来人が乗っている説にぴったり合うなぁ。
参考までに、
「今まで述べたように、UFOをコントロールしているのが、あるオカルト的な集団であり、その目的は人心を操作し、なんなく一定の方向へと進ませることが可能な情報操作をもって、統合された未来国家(それは宗教的な色合いをもった王国かもしれない)を建設するためであるともいえる。」
「ハレー彗星の大陰謀」有賀龍太著より
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11174922225.html
このオカルト的な集団を未来人として未来国家を千年王国として考えている。
ついでにピラミッドとミステリーサークルも未来人が関係しているのではないかと考えている。
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11605033267.html
>そして現在進行形なのが「ドローンズ」や「ストレンジクラフト」と呼ばれる一風変わった新型のUFOだ。このUFOはかなり小さく、その小ささから無人の偵察機のようなものだとされている。
この本が出版されたのは2012年10月だが、現在はドローンが大流行だね。
補足:https://www.youtube.com/watch?v=PfJA1atHwq8
おまけ