参考資料265 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

「「今や『ヨハネの黙示録』の封印を解くべき時が来た。その示唆を受け取り、オウム真理教の救済計画を固めよ。」私のグルであられるシヴァ神が、あまりにも突然にこう告げた。今までヨーガと原始仏教の修行を中心に行なってきた私に、聖書の一部である『ヨハネの黙示録』の封印を解けとおっしゃられるのだ。それも「今や封印を解くべき時が来た」と。「その示唆を受け取ってオウム真理教の救済計画を固めよ」と。「ああ、シヴァ神がこうおっしゃられるからには、『ヨハネの黙示録』の解読がオウムの動きを大きく前進させることになるのに違いない。なぜなら、このわずか三年間のうちにシヴァ神のご意思がオウムを全国規模の、―――いや全国規模どころかニューヨークに支部を有し、今年中にもまだいくつかの海外支部ができる予定の世界規模とも言える宗教団体に発展させてくださったのだから。」私は即座にこう思ったのだった。本当に都合の良いことに、この時期私は時間的余裕にも恵まれていた。というのも、これまでの超多忙なスケジュールとシャクティーパットによって肉体的にも精神的にも限界にきていた私は、自分自身の修行を中心とした毎日に切り替えていたのである。つまり、修行とシッシャ(弟子)への指導と指示、そして信徒の皆さんへの特別イニシエーションのみに活動を制限していたのだ。これは偶然の一致ではあるまい。執筆活動も向こう数カ月休むということが決定していたが、こちらの方はこのようにシヴァ神のご意思によって再開。私が今述べたような経緯によって『ヨハネの黙示録』を解読し、世に出すからには、必ずやオウム関係者のみならず人類全体の大いなる恩恵となろう。何しろ問題の書には私自身でさえ事の重大さに茫然とするような驚くべき秘密が隠されていたのだから。驚くべきこととは一体何であったか―――しかし本題に入る前に、この『ヨハネの黙示録』というものが一体どんなものであるかご説明しておいた方がよいだろう。この書は『新約聖書』に含まれる最後の一書である。イエス・キリストの十二使徒の一人聖ヨハネによって書かれたと伝えられる。“黙示”とは原典のギリシア語では“アポカリプス”という言葉で言い表わされている。これは「隠された真理の開示」という意味である。この他にも「神の秘密の預言」「未来を開示し、この世の終わりの神の裁きを告知する」という意味を持っており、これだけでもこの書がただならぬものであることを暗示していると言えよう。ヨハネは西暦95年頃、ローマ帝国のドミティアヌス帝によってエーゲ海の孤島パトモス島に流された。そこで脱魂状態になり、後に彼が『ヨハネの黙示録』として書き留めた神秘的でかつ恐ろしいヴィジョンを見たのだという。以来二千年近くもの間、この『ヨハネの黙示録』は、「聖書の奥義書」「あらゆる預言の原典」「預言中の預言」などと呼ばれ、多くの『聖書』学者や『黙示録』研究者らによって研究されてきた。それには、人類の未来、世界の破滅が預言されていたのである。ところが、ヨハネの使っている言葉があまりにも象徴的なため、現代に至っても難解な書とされ、研究者の間でも様々な見解が出されているというのが現状なのだ。それに加えて、それらの預言が現実化する時期さえはっきりと示されてはいない。それゆえに、「ローマ帝国時代にすべてが終わってしまったのだ」という見解もあれば「ヨハネの時代からこの世の終わりまで」という見解もある。また「預言はこの世の終わりの時期に集中している」とか、あるいは「『黙示録』の内容を一つの時間の流れにそって並べ解釈することはできない」という見地に立つ研究者もいる。このように『ヨハネの黙示録』は謎多き古代の預言書なのだ。にもかかわらず、まもなく二十一世紀を迎えようとしている現代に至っても、多くの研究者や一般人の強い関心を引き付け続けているという事実。彼らは本能的に何かしらを感じ取っているのかもしれない。『黙示録』に隠されている何かしらを―――。」
「滅亡の日」麻原彰晃著より

感想
>何しろ問題の書には私自身でさえ事の重大さに茫然とするような驚くべき秘密が隠されていたのだから。

獣の数字666が実は616だったというのが2005年に証明されたそうだが、麻原彰晃は実に1989年の時点で断定していたのには、さすがに私も驚いた。
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11277965790.html

>ヨハネは西暦95年頃、ローマ帝国のドミティアヌス帝によってエーゲ海の孤島パトモス島に流された。そこで脱魂状態になり、後に彼が『ヨハネの黙示録』として書き留めた神秘的でかつ恐ろしいヴィジョンを見たのだという。

西暦95年ぐらいと言えば、トレミーの定理のプトレマイオスが生きていた時代。因みに、トレミーの定理のオリジナル証明法を作ったので興味ある人は見てね。https://dlmarket-jp.s3.amazonaws.com/download/80/8065/nada1.pdf

おまけ