参考資料106 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

「人間というのは、この人のいうことなら素直に聞ける、そんな師とでもいうべき人を求めています。素直に話が聞ける人がいますと、意識レベルで聞いているその人の教えが潜在意識まで入り込んでくる。通常私たちは、常識的な意識レベルで受け止めてしまっている。相手から得たものを、意識下の、潜在意識の部分にまで、降ろそうとしていない。ですが、潜在意識こそが、超人的な力の源泉です。見えないものを見る力、聞こえないものを聞く力、相手が言葉に出さなくとも相手がわかるという力を発する源です。武術家の甲野善紀先生はときどき、私のところへ来られる。私のいうことを聞きたくなるのだそうです。だから、甲野先生は心が開いていく。私と出会ってから、甲野先生の技が急速に進展されたそうで、そのことを「雀鬼効果」のおかげですよと公言されました。心を開いて臨まれたから、そうなってしまわれたのでしょう。ところが、いまの若い人たちというのは、人のいうことを聞きたがらない。それは、若い人たち自身の責任というより、親御さんや世間の大人たちに責任があるのです。・・・・佐々木秀樹(第四回麻雀史上最強戦優勝者)や山田英樹は私のいうことを聞きたがります。他の人のいうことは聞かなくても、私のいうことでしたら、聞きます。ですから、私の思うように、彼らの潜在能力を引き出すことができるのです。試合のときは声をかけ、ときには、はげましのつもりで腕時計を渡したりしますが、そういうことで効果があるんです。ふだんだったら出せない信じられない力が出せるというラッキーな出来事が起きてきて、勝利をものにすることができたのです。彼らが、私のいうことを全面的に聞くのではなく、どこかチラチラと疑いの気持ちがあったりしますと、潜在意識は働かない。常識のレベルで踊りを踊っているようでは、勝負もたかがしれているということです。ところで、なみいる強豪をなぎ倒してチャンピオンになった佐々木や山田たちに代表される雀鬼会の若い子たちは、素質があった素人というわけではない。むしろ世の中でいう落ちこぼれといわれていた子たちです。別段、麻雀で強くなるようにと、いろいろと教え込んだわけではないんですが、そんな彼らが、世間でプロといわれている看板を背負った人たちを、メッタメッタにぶっちぎりで負かしてしまう。それも、逃げたり隠れたり、チャンスのときだけ戦っていたのではなく、正々堂々と戦って勝った。プロのほうは、逃げ回ってましたし、チャンスのときだけ頑張ろうという麻雀をやっていました。変化球を投げるとか、簡単に打たれないように打ちにくい球を投げようとか・・・・。雀鬼会の選手はただ、私のいうことに心を開いて、私の話を聞きいろんなことに気づくことによって、プロに対する恐怖心を起こさなくなっていたのです。先に強さをも求めていたのではないんですが、教わったままを実践してくれば、自然にそこには勝利というものが待っているんです。」
「雀鬼流。」桜井章一著

感想
>素直に話が聞ける人がいますと、意識レベルで聞いているその人の教えが潜在意識まで入り込んでくる。

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>試合のときは声をかけ、ときには、はげましのつもりで腕時計を渡したりしますが、そういうことで効果があるんです。ふだんだったら出せない信じられない力が出せるというラッキーな出来事が起きてきて、勝利をものにすることができたのです。

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>彼らが、私のいうことを全面的に聞くのではなく、どこかチラチラと疑いの気持ちがあったりしますと、潜在意識は働かない。

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おまけ