あしたのために その4(ニュートン算) | シフル・ド・ノストラダムス

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ノストラダムスの暗号解読

問題
ある野球場で前売券を発売したところ、窓口にはすでに96人が並んでいて、さらに毎分4人の割合で行列に人が加わっていきます。窓口が1つのときは、16分で行列がなくなります。窓口が2つあると、何分で行列はなくなりますか。

解答
まず16分で何人処理したかを考えると、96+16×4=96+64=160人。
よって1つの窓口の処理能力は、毎分160÷16=10人。
よって2つの窓口の処理能力は毎分20人。
ところで毎分4人増えていくので、行列を減らすだけの処理能力は毎分20-4=16人。
よって2つの窓口で行列がなくなるには、96÷16=6分。
よって答えは、6分。
慣れている人は、初めに96÷16=6より1つの窓口の処理能力は6+4=10人と求めるだろう。
(分からない事があったらコメント欄に質問して下さい。)

次に少しだけ応用問題。
問題
ある駅で改札を始めたとき何人かの行列がありました。改札口が1つのときは24分で行列がなくなり、改札口が2つのときは9分で行列がなくなります。最初に何人の行列がありましたか。ただし、1つの改札口では1分間に20人ずつ改札できるものとします。(解答は下の方。)









































































解答
改札口が1つの時は24×20=480人を処理し、改札口が2つの時は9×(20×2)=360人を処理するので、その差は120人。つまり15分で120人並んだという事。よって1分間に並ぶ人数は、120÷15=8人。よって改札口1つで行列を減らすだけの処理力は、毎分20-8=12人。
ところで、24分で行列がなくなったので行列の人数は、12×24=288人。

一応方程式でも解くと、
行列の人数をX人,1分間に並ぶ人数をx人と置くと、
(X+24x)÷20=24――①
(X+9x)÷(20×2)=9――② が成り立つ。
①より、X+24x=480――①’
②より、X+9x=360――②’
①’-②’より、15x=120 ∴x=8
これを①’に代入すると、X=480-24×8=480-192=288
よって答えは、288人。
(別につるかめ算と同じで出来なくても中学に行けば普通の問題になるので気にする事はない。)