優位な組み手への工夫(横浜土曜柔道会) | 柔道一人稽古

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30年以上前に柔道をかじっていた50歳のおっさんが、この年になって皆様の指導動画から改めて柔道の技術を学び直すブログです。先生方の動画から学び得たことを私なりに整理し直ていくものなので、自分のペースで、自分のためにまとめて参ります。

 

「実践柔道辞典」といってもいい「横浜柔道会」さんの動画から。

私は実践の組み手というものを全く教わらなかったので、こういう話を聞くとなるほどなあと格闘技の見方が大きく変わっていくことが分かります。

この動画は、優位に組み手争いを進めていくためのコツについてです。

ご紹介戴いているポイントは以下の通り。

 

・制せられた状態からの練習をすること
・相手の基底面積の上から頭を出す。頭がでると踵歩きになって簡単に技がかかる。
・防御の方は、つま先が膝頭よりでてはいけない。腕に重心を置くことで相手の足は届かない。
・相手の腕が伸び、肘から体が離れているの状態の時は、体が起き上がり技がかかりやすくなる。

 

前にご紹介した秋本選手のTのポジショニングは相手との位置関係の話でしたが、これは相手をどのような状態にしたいのか、その考え方です。言い換えれば、自分はそういう状態になってはいけない、ということでもあります。

ポジショニングと体勢、これが組み手の基本になると言うことが見えてきました。そして組み手や技をかけるということは「自分が何をするか」というよりも、「相手をどうしたいのか」が全てである、ということも見えてきます。

 

今日もなるほどでした。