自殺を止められて本当に良かった | hitoriの書斎

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感動、衝撃を受けたモノを紹介できたらと思います。

帰宅時に近所で10代程の女の子が

橋の上から川の様子をじーっとみていた。

 

見るからにオーラが暗いどんよりした感じで

初めは川に興味があるか、落とし物でもしたのかなと思った。

 

その子を横目に追い越し、音楽を聴きながら歩く自分。

 

やたらその子が気になって、振り返る。

まだみている。

 

と思ったら、片足を橋の上にのせた。

 

これはいかんと思ったものの、勇気がでない。

もし勘違いだったら、どんなに恥ずかしいかと、躊躇した。

 

しかし、勇気を少し出し、思い切って話しかけてみることに。

私と同じく、彼女の様子が気になっている若い男性も近づいてきている。

 

私「何してるん、どうしたん?」

 

女の子「呼んでる」

 

私「下に誰もおらへんよ、話きくから、とりあえず降りようか」

 

女の子「・・・」

 

ここで、私一人の力でも彼女を下ろせはしたが、

近くに若い男性もいたので

 

私「ちょっと力強いんで、反対側から持ってもらえません?」

と傍観者の若者にも手伝ってもらうことに。

 

他に通りかかった、年配の女性が警察を呼ぶことに。

 

 

私は警察が来る間ずっと話しかけてました。

 

私「おとうさんおかあさんは?」

 

女の子「離れていません、お父さんお母さんいません」

続けて、

「病院には行きません」

 

(ああ・・精神病かな・・)

と思った。

 

長い髪の毛に、服装は上下白く、小綺麗ではある。

 

私「おっちゃんなぁ、統合失調症っていう病気もってるねん」

 

女の子「私もっとひどいです。統合失調症と、うつ病持ってます。」

 

(やっぱりか。・・)

 

話しかけてて感じたのが、自殺を止めたこちらのほうが泣きそうになった。

 

原因はわからないけれど、それなりに精神的苦痛を受けた為に

病気になり、今橋の上にいるんだろうなって思うと、

がんばれがんばれ、俺も病気持ちやけど、これだけ頑張れてるって

心で思いながら、話しかけたら泣きそうになった。

 

どこまでが病気の症状が出て、

嘘か本当かわからない(幻覚幻聴の可能性があるかもしれない)けれど、

飛び込むという意識を持たせない為に、

とりあえず話しかけまくった。

 

10分ほど経って警察到着。

警察署のすぐちかくだったこともよかった。

 

 

よかったよかった。

 

自分の経験から、彼女はこれから、警察署にて話をし

ご家族がくるまで待つんだろう。

 

そして、行きたがらなかった病院で入院だろうなと思う。

 

 

 

でも、無事でよかったよかった

私も勇気を出してよかった、一生の後悔をするところだった

 

思い出すとまた泣けてくる