前回のブログからまた1ヶ月以上も放置になるけど

GSX-Rが完成してからこんな物をダラダラと作ってました。

数年前にワンフェスで買ったいけぽんさん原型の

「人類は衰退しました」の1/1妖精さんOPダンス編。

アニメが終わったあとのWFで何件かが出してたけど

これが一番デキが良くて値段も手頃なので即買ったんよ。

で、買ってすぐに軸打ちとパーティングラインの処理だけで

放置してたのを引っ張り出したと。

デキが良いし前作からの息抜きも兼ねてるんで

オイラには珍しくストレートに色塗りだけのつもり。

 

大きな段差も無くパテもほとんど使ってないので

顔と手は初めてサフレスで塗ってみた。

プライマー吹いた後にクレオスの112番で影etcを塗り

111番+少量の112番で上塗り。

他は透け防止も兼ねてサフ→下塗り→本吹きに。

 

これがまず塗ってみたところ。

こんな色使い初めてだよw

でもPCVの完成品みたいで面白くないなぁと

余計な事を考え始めるオイラ・・・

オイラのイメージだと妖精さんの上着と帽子は

フェルトみたいな素材で

エリとズボンはコットンで。

 

でそのフェルトのモコモコ感が出せないかと試したのがコレ

鋳造や滑り止め表現の応用で

濃いめの塗料を穂先の短い硬い筆を立てて

半分下地を溶かしながら突く様に荒らして

そのあと普通にエアブラシで上塗り。

もっとも普段こんなガッツリしたつや消しなんてしないから

じつはここまで艶を消すのにも一苦労したんだけど。

 

ベースはバター&チョコクッキーだけどこれも一苦労。

こちらもクッキーのサクサク感を出そうと

溶きパテで思い切り荒らてあって

薄めのマホガニーを筆でしみ込ませる様に塗ったら

色といい艶といい表面の質感といい

どう見てもハンバーグw

その後つや消しのマホガニーを吹いたらそれらしくなって

一安心できたけど。

ちなみにバタークッキーの黄色も中々良い色が出来ず

5・6回色を作り直したり塗り直したりした。

結局GX白+ガイアのサンシャインイエローに

少量のサンディブラウン?タン?で落ち着いた。

 

で、完成したのがこちら。

足下のキャンディは瓶生オレンジの吹きっぱのグロス

右下の食パンマン(違う)の手足は確か13番をまんま筆塗りで

ソレ以外はみごとにつや消し。

しかも服はパステルカラーだし顔と手足はサフレスだしと

息抜きの割には普段しない塗り方で

苦労しつつもこれもいい経験になったねぇ。

 

 

hidden_asahina さんのコメントに応える意味もあって

駄文を少々。

 

今までバイクのプラモを作らなかったのは

勿論興味が無かった訳ではなく

自分が求める完成度に対して

ソレを再現する技量や素材etcに自信がなかったから。

でも仕事とはいえ今回のこのキットは現状でどこまでできるか試すのにいい機会になったわけで

だから今出来ることはほぼやった結果がこの作品。

 

例えばオイラにとってバイクモデルの鬼門の一つがオイルバンジョー。

以前帆船模型の手すりに手を加えて作った作例も有ったけど

オイラは丁度いいサイズのが手に入らず

どうしようかずっと悩んでた。

今回のを作る際に色々調べたらT2Mってブランドのパーツも見つけたけど

そんなディティールアップを買っても経費で出るとは思えず

伸ばしプラパイプと金属線で自作してみたら

少々粗いけどソレらしい物を作れてしまったという

案ずるより産むが易すしの典型的な結果に(^_^;)

まぁプラパイプも金属パイプも昔より多くのサイズのものが

遥かに手軽に買えるありがたい環境になったし

配線やホース等の素材も探せば色々買えたおかげだけど。

6角プラ棒なんてのも昔は無かったし

銀塗料も昔からじゃ想像出来ないくらいの種類がでてる。

 

それと今回ラッキーだったのは

2010年のモデラーズGPで1位になったこのモデルの

詳細な製作過程と豊富な実車写真がWEBで見つけたことと

やはり実車の写真の載った三栄書房のRACERSを借りれて

上記のサイトでも判らなかったところも補完出来た事。

この2件がなけりゃココまで作れなかったもんなぁ。

 

で、やっとhidden_asahinaさんへの回答。

このキットはフジミのバイク模型の第一弾で

オイラ的にはディティール表現でかなり不満もあったので

ココまで細部を弄る事になったし

ある意味その「手を加えた」感が

30年前の耐久レーサーっていう実車のキャラクターと

結果的にマッチしてくれたんだと思う。

ソレに対してH2Rのキットならディティール表現も十分だし

下手に手を加えるより

可能な限りキットのパーツをキッチリ処理して

塗装に力を入れる方が

遥かに精密感のある作品が出来ると思うよ。

オイラが作るとしてもせいぜいローターの穴開け位かも。

もちろん参考になるなら素材でも工作方法でも

いくらでもお応えします。

 

 

以前900SSを作りかけて

(実車への想いよりも昔のMGの作例へのリスペクトが大)

結局放置した原因の一つに

イモラタンクに改造しようとして盛った削ったをしたあげく

一向に似てこないのでモチベが無くなったってのがあるけど

それも何年か前のWFでシートとセットのを買ってある。

ノーマルだとカッコ悪いウインカーとかRフェンダーとか

どうするかイメージは固まってないけど

技術的な面に関しては今回のである程度メドも付いたし

結局はあとは本人のやる気だけという(^_^;)

死ぬ前には完成させたいなぁ、うん。

 

twitterを始めてから、あっちの方には随時アップしてたんだけど、こっちは半年も放置してたんね。

で、苦節10ヶ月(途中別の物作ってた期間もあるけど)、

やっとGSX-R750が完成しました。

納期にギリで間に合ってよかったぁ。

 

まずはスタンダードに左右の画像から。

何年も前にタミヤの900SSに手を出したけど放置してるので

バイクのプラモを完成させたのは実は初めて(・・。)ゞ

バイク乗りだからなまじ色々細かい所に手を入れたくなって

泥沼にハマるのがミエミエだったんで

あえて手を出さなかったんだけどねぇ。

 

オイラの会社の同僚から

「イベントでヨシムラのブースに飾るんで作ってちょ」

とキットを渡され

「ストレート組みで色だけ塗ればいい?」との質問に

「本気で作れ」との答え。

模型なんて全然縁のないヤツにとって

これがどういうコトか全然判ってなかったんだよねぇ。

ってことで有る意味会社の仕事だけど

当然会社で作る訳にもいかず完全に時間外労働(T_T)

 

 

ブレーキローターの穴開けやフレームの裏打ちから始まって

取り付け基部を含めた各種ホースやワイヤーの交換・追加

省略されたディティールの再現

あげくにスクリーンの作り直しetcetc

やってもやっても終わらない。

 

でも当初心配してたオイルバンジョーやラジエーターホースの基部とかもやってみるとなんとかなるもんだねぇ。

グロス塗装や銀塗装もお陰でやっとコツが判ってきたし。

 

エキパイの焼け色もどうするかさんざん悩んで

結局今のオイラの技量ではこんなカンジ。

アップにするとアラがよく判るなぁ(;^_^A

 

ハンドルグリップのワイヤリングが再現出来なかったのと

ハンドルの絞り角&垂れ角が多分少々大きくて

クワッチワイヤの取り回しが実車と少し変えてあるのが

反省点ではあるんだけど

こんなの言わなきゃ絶対他人には判らないんだろうねぇ。

つかバイクのプラモに興味の無い人には

せいぜい「細かいとこまで作ってある模型」で

どんだけ手を加えてるかなんて当然判らないし。

 

担当は「イベントであげるかも」なんて言ってるけど

どうせなら全然バイクのことなんか知らない人より

多少でもオイラの苦労を判ってくれる人がいいなぁ。

 

まぁ、前述の様に個人的には得る物も多かったし

いつになるか判んないけど

900SSをちゃんと完成させたいなぁ。