ラーゲリより愛を込めて | ひとんさんがご乱心です

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 ラストネタバレします

注意 ご注意ください  注意

 

 

⚜️ラーゲリより愛を込めて

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【あらすじ】
第2次世界大戦後の1945年。シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された日本人捕虜たちは、零下40度にもなる過酷な環境の中、わずかな食糧のみで重い労働を強いられ、命を落とす者が続出していた。そんな中、山本幡男(二宮和也)は生きる希望を捨てず、帰国(ダモイ)を信じて周囲の人々を励まし続ける。仲間思いの行動と力強い信念は、多くの捕虜たちの心に希望の火を灯していく。そして自身も日本にいる妻・モジミ(北川景子)と子どもたちと過ごす日々を強く信じていたが、山本の体は病魔に侵されていた…。彼を慕うラーゲリの仲間たちは、山本の想いを叶えようと思いもよらぬ行動に出る。そしてモジミに訪れる奇跡とは――
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上映日:2022年12月09日

製作国:日本

上映時間:133分
ジャンル:ドラマ戦争
Filmarks評価:☆4.1
出演者:二宮和也/北川景子/松坂桃李/中島健人/桐谷健太/安田顕
(Filmarks引用)
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【感想】
俳優さんたちの演技はもちろん凄いのですが、さすがの泣きの北川さん!涙腺がぶっ壊れました。実話を基にしています。戦争は終わったというのにシベリア抑留11年はあまりにも長すぎる。それでも「戦後の混乱の中に起こった不幸な出来事にすぎない」と周りの人を支える山本さん。それに答える戦友たち。希望を捨てないこと、戦争の恐ろしさを改めて考えさせられる作品です。
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#Filmarks/1446本目

 

 

 

 

⚜️場面切り取りとひと言

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中国で暮らしていた山本一家。ソ連軍の爆撃に合い、家族ばらばらに逃げることになってしまいます。妻モジミは子供たちを連れ日本にかえります。

 

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戦争が終わった1945年。山本を含む日本兵は捕虜となり、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)で強制労働を強いられます。

 

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統制をたもつため、日本兵の階級により権力を振りかざす者たちもいて誰もが絶望する中、山本はみんなを励まし続けます。

 

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帰国が決まり港に向かっている汽車はいきなり止められ、名前を呼ばれた者は下車させられ別の収容所に戻されます。ソ連の軍法会議によりそれぞれ身に覚えのない容疑を掛けられ25年の強制労働を言い渡されます。

 

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モジミは諦めることなく山本が生きていると信じていました。

 

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終戦から8年、やっと日本への手紙のやり取りが認められ、お互いの生存を知ることができました。

 

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しかし、それにより家族が亡くなった事をしり、生きる意味がなくなり自暴自棄になってしまうものもあらわれます。「それでも生きるんだ」と山本は励まし続けます。そんな中、山本は体調を崩します。仲間のストライキにより大きい病院で診てもらうことが出来たのですが、山本はがんに侵され余命が短いことを知らされます。だんだん弱っていく山本にかつての上司でもある男が遺書を書くことをすすめます。しかし、文字をのこすことはスパイ容疑とみなされる危険な行為でした。ある日、山本は誰に看取られることもなく亡くなってしまいます。そして、仲間に託された遺書はソ連兵に取り上げられてしまいました。その後、ほかの仲間はラーゲリからの引き揚げ船に乗ることができました。

 

 

 

 

⚜️YOUTUBE予告編

 

 

 

 

注意 ラストのネタバレです 注意

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戦後11年、山本家に次々と遺書が届きます。没収されることを恐れ、4人の仲間が遺書を記憶して清書し、山本家へ持ってきたのでした。最後の妻への遺書が届いた時、モジミは山本の幻を見ます。「おかえりなさい」と声をかけるのでした。

ラストは長男が孫娘の結婚式に出席し挨拶し、父親の事を回想するシーンで終わります。(このシーンはアタシ的にはいらんと思う)