有り難し | hitonotoumadeのブログ

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昔の話。 例えば日照りが続き、このままでは作物が全滅し

てしまう。 雨乞いを何度繰り返しても恵みの雨は降って来

ない。 恵みの雨とは、(神の)恵みという意味だ。

 

もう、村人全員が諦めていた。

そんなある日、今日も朝から雲一つ無い晴天だったのだが、 

昼から、風向きが変わったと思うや、一転にわかに掻き曇り、

大粒の雨が大地を濡らす。 奇跡だ。 有り得ないことが、

起きたのだ。

 

村人は、口々に叫ぶ。

『有り難し!』『有り難し!』

 

つまり『有り得ないことが起こった! 奇跡だ!』

だから、神様に感謝する、という意味が含くまれている。

 

「有難う」という言葉は、こうして生まれたのだ。

 

(神様)有難う! 

神など信じない私には、そんな思いは無いけれど。