蛍も少子化 | hitonotoumadeのブログ

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60歳→65歳→ついに『75歳のブログ』

いつも録画している日テレの番組「所さんの目がテン!」

1989年(平成元年)から、日曜日朝、放送している。

番組内で、農業高校の仲間と開拓した里山を舞台に、様々な

里山再生プロジェクトが進行中している。

 

その一つの「蛍を呼び戻す」為に、作ってあった産卵場所

を確認し幼虫を発見した時の会話。

 

『あれ? 幼虫の尻が光っている。』

『幼虫だけでなく、卵も蛹も光っているよ。』

『何故?』

『毒が有るから食べられないよ! 或いは、食べても

美味しくないよ!の警告だと言われてます。』

 

『成虫の場合は、それが進化して、仲間同士のコミュニ

ケーションにも使われるようになったんだ。 主に、

雌雄間の出会いには、必要不可欠なんだ。』

 

ところが、人間の生活圏では、都会の夜が無くなっていく。

郊外においても宅地化が進み、人家の灯りや街灯、自販機や

コンビニの照明などにより、暗闇が減っていく。

故に、蛍のコミュニケーションの場が限られてしまうのだ。

必然的に、産卵自体が、加速度的に減っていっている。

 

もっとも、それは夜行性の蛍の場合で、実は昼行性の(光ら

ない)蛍のほうが多いらしい。 因みに、幼虫までは光って

いるそうだ。 

また、これは生物学上の分類の話で、人間にとっての蛍とは

【夜、光る虫】のことだと言ってもいいのかな。