2ヶ月前、血圧の薬を処方してもらっているクリニックの
担当医が言った。
『毎回の血圧測定結果を見ていると、脈拍数が3桁になって
いるので、エコーで心肺の状態を観てみましょう。』
それは初診のときに指摘され、『血圧を測り始めた10年以上
前から3桁なんです。特別に違和感なども感じてませんし。』
と伝えている。 なので「今さら」な話だ。
3ヶ月に一度の血液検査において異常値が見つかっていない
どころか、医者も看護師も声を揃えて『凄い!』と、唸って
しまうくらい完璧な値なのだ。 血圧を、除いては。
この数年間ずっと。 つまり、医者としては血圧の薬を処方
する以外に、やる事が無いのだ。
さて1ヶ月後の、検査結果通告の日
『どこといって悪いところは無いんだけど、ちょっと気にな
る点が有るんだよ。 心臓に繋がっている動脈の口が、少し
なんだけど、広がっているんだ。 念の為に、心臓外科の専
門医に観てもらったらどうだろう。 紹介状を書くから。』
レントゲンしか経験ないし、CTやってみてもいいな。
それに、ある年齢になったら、大きな病院の診察券を持って
おいた方がいいとの説がある。 熱発なんかの折に、受診
しておくのだ。 そんなことも思い、紹介状をもらって、
大きな病院に行く気にになる。
〇〇中央病院。 入院や手術の経験が無いので、お見舞い
以外の大病院は、初体験である。 総合受付から、人人人。
そして、どこでも、たっぷり待たされる。 これでは、治療
に来て病原菌やウィルスを貰ってくる可能性って、結構高そ
うだ。 とか思っていたら、受付に言われてしまった。
『マスク着けてくださいね。』