人間の細胞は、毎日、多くが新しく生まれてきます。
実は、その分だけ、毎日死んでいっているのです。
例えば、皮膚細胞(真皮線維芽細胞)は、老化により劇的に
減っています。 50代を過ぎると、20代の凡そ1/3になって
いるそうです。 その為に、肌のハリや弾力を生み出す成分
が弱まり、皮膚が薄くなり、スカスカな状態になってしまい
ます。 その表皮に押し出された古い皮膚と、それに付着し
た汚れが”垢”です。
大便の中身って何でしょう?
約60%が水分ですが食べ物のカス(分解できない食物繊維)
は、約5%にすぎません。 残りは、
腸内細菌の死骸 10~15%、腸壁細胞の死骸 15~20%
そう、水分を除くと、一番多いのが細胞の死骸なんです。
そんなこんなで、約3ヶ月で私たちの身体は新しく生まれ変
わっているのです。 こんな表現もあります。
【生命とは物質ではなくプロセス(過程)】
生きていく為に必要な最低限のエネルギーを作り出している
のが基礎代謝。 これにより生理的な活動を営んでいます。
日々の食事からエネルギーを取り出し、身体に必要な物質を
合成し、体温を上げたり、体を動かしたり、古いものを新し
いものに入れ替えたりの繰り返しが、新陳代謝です。
これら代謝が出来なくなるのが寿命で、いくら健康体であっ
ても、人間は(少なくとも現状では)百数十年しか生きられ
ないのです。