加賀友禅の歴史は、今からおよそ500年前、
加賀の国独特の染め技法であった無地染の「梅染」に遡る。
そして模様が施されるようになったのは17世紀中頃。
いわゆる加賀御国染と呼ばれる兼房染や色絵・色絵紋の
繊細な技法が確立されたことから、加賀友禅は現在の道を
歩み始めました。正徳2年、京都で人気の扇絵師であった
「宮崎友禅斎」が金沢の御用紺屋棟取の「太郎田屋」に
身を寄せ、斬新なデザインの模様染を次々と創案。
その傑出した能力で友禅糊の技術を定着させるなど、
加賀友禅の発展に大きく寄与しました。
webサイト【加賀友禅】より