世の亭主の相当数が妻から毛虫やゴキブリのごとく嫌われて
いる? そこまでいかなくても、疎まれている。
疎まれるほうが重大かな? 辞書を引いてみたら、
「嫌われて、遠ざける」ことらしい。
特に、ゴキブリだ。
ゴキブリ亭主」などと言われている。 これも調べたら、
①夜な夜な台所に出て、残り物を摘まんで食べたり、お酒
を飲んだりしているところから、そう呼ばれた。
②男が台所に立ち、家事をすることをたしなめる言葉。
アメリカでは、cockroach husbandだ。 なるほど。
輸入された言葉の、意味が変わって使われているんだ。
と言うことは、アメリカでもゴキブリは嫌われものなん
だろう。
何が、そんなに(世の女性に)嫌われるんだろう?
ばい菌などを、運ぶから・・・とかよりも、よく耳にする
のは、(地上を歩いているのに突然)飛ぶかららしい。
動きまわるのも、飛び上がるのも、その動きが速いことも
加味されていそうだ。
お化け屋敷なみに、悲鳴を挙げる。 10代、20代なら、
理解できなくはない。 世の魑魅魍魎と、五分以上に渡り
合ってきた(今は、世の男より)逞しき女丈夫が、である。
因みに、そのボディは黒い見かけに反して、結構軟らかい
のだ。 そう、私の場合は、ゴキちゃんを素手で捕まえた
りするのに、何の躊躇いも無い。 若いころからずっと。
さすがに、好きとは言わないが、嫌いではない。 カブト
虫や、てんとう虫と同じ扱いなのだ。 触れないのは、蛇
や蜥蜴。 こちらの見かけと違って、ヌルヌルしていない
らしい・・・って想像も出来ない。 何度、夢で怯えたか。